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イスラエルの国会議員、入植者に対する発言で非難を浴びる

2022年1月3日、占領地ヨルダン川西岸の火種となっているパレスチナの都市、ヘブロンの旧市街のイスラエルが支配するアル・シュハダ通りの入植地区で、新たな工事を行う建設業者ら。(AFP通信)
2022年1月3日、占領地ヨルダン川西岸の火種となっているパレスチナの都市、ヘブロンの旧市街のイスラエルが支配するアル・シュハダ通りの入植地区で、新たな工事を行う建設業者ら。(AFP通信)
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07 Jan 2022 05:01:03 GMT9
07 Jan 2022 05:01:03 GMT9
  • 入植者とその支持者は、近隣の村のパレスチナ人とも衝突している

テルアビブ:イスラエルのある副大臣が、ヨルダン川西岸の違法入植開拓地の住民を「人間以下」と呼んだことで6日、批判を受け、イデオロギー的に多様なイスラエルの連立政権の脆弱性を強調する激しい反発を招いた。

元軍副長官でハト派政党メレツの党員であるヤイル・ゴラン氏は、以前にもイスラエルの雰囲気をナチス時代のドイツになぞらえるような発言で反発を招いている。

「彼らは人間ではない、人間以下だ。卑劣な人間であり、ユダヤ人の腐敗だ。彼らにはいかなる後ろ盾も与えてはならない」と、ゴラン氏がクネセト・チャンネルで語った。「この過激な民族主義者の凶暴な行為は、我々に破滅をもたらすだろう」

経済副大臣を務めるゴラン氏が言及したのは、ヨルダン川西岸の違法開拓地の入植者のことで、ここでは2005年のイスラエルによるガザ地区撤退の一環で立ち退きが行われたものの、入植者らが繰り返し建物を再建してきた。

入植者とその支持者は、近隣の村のパレスチナ人たちとも衝突している。ゴラン氏は、近くのイスラム教徒の墓地を汚した容疑が掛けられている入植者らに言及し、この行為を「ポグロム」になぞらえたと述べた。

これとは別に、イスラエル軍は、占領地ヨルダン川西岸の都市ナブルスで6日未明、逮捕のための強制捜査を行う中で発砲してきたパレスチナ人1人を射殺した。イスラエル軍が発表した。

軍は、容疑者を逮捕する作戦を実行していた時に、武装した男らが部隊に発砲し始めたと語った。部隊は銃撃犯のうち1人を殺害したと述べた。兵士に怪我はなく、容疑者は逮捕されたと、軍は発表した。

パレスチナの公式通信社Wafaは、この男をバキール・ムハンマド・ムサ・ハシャシュ氏21歳と特定し、重傷を負って後に死亡したと報じた。

先月、あるパレスチナ人がヨルダン川西岸の入植開拓地の隣で、ユダヤ教の神学生が多数乗る車に向けて発砲した。同時に、パレスチナ人に対する入植者による暴力行為も、特にヨルダン川西岸地区北部で増加している。

AP

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