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韓国がイランの国連投票権回復のため滞納している分担金を支払ったことを発表

2021年9月21日国連にて、オンラインで第76回国連総会の演説をするイランのイブラヒム・ライシ大統領。 (File/AFP)
2021年9月21日国連にて、オンラインで第76回国連総会の演説をするイランのイブラヒム・ライシ大統領。 (File/AFP)
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23 Jan 2022 09:01:18 GMT9
23 Jan 2022 09:01:18 GMT9
  • イランの国連代表部にコメントを求めたが、すぐに回答はなかった
  • 同省は、滞納により今月初めに停止されたイランの投票権が、直ちに回復されることを期待していると述べた

アラブ首長国連邦・ドバイ: 韓国は日曜日、アメリカの制裁から解放されたイランの銀行資金を使って、韓国がイランの国連に対する滞納金1800万ドルを支払ったことを発表した。この措置は、国連で停止されたイランの投票権を回復するために、米国が承認したものとみられる。

イランの国連代表部にコメントを求めたが、すぐに回答はなかった。しかし、韓国外務省によると、韓国は米国財務省との相談後、国内で凍結されているイランの資産を使いこの金額を支払った。これは、核交渉が停滞している中で、柔軟性を示すシグナルとなりうる。

同省は、滞納により今月初めに停止されたイランの投票権が、直ちに回復されることを期待していると述べた。

この資産は、ドナルド・トランプ前大統領がイランと世界各国との画期的な核合意から米国を離脱させた後に課した制裁により、韓国の銀行で凍結されたものだった。イランに課されたアメリカの銀行制裁に基づき、米財務省外国資産管理局はこれらの取引を承認する必要がある。凍結解除された資金について財務省にコメントを求めたが、すぐに回答は得られなかった。

バイデン政権は、イランの核開発抑制と引き換えに制裁緩和を認めた2015年の核合意を復活させたいと考えている。

外交官は現在、ウィーンで協定復活のための緻密な交渉を行っているが、イランが協定で課された核濃縮の制限をすべて放棄しているため、突破口はまだ見えていない。イランは現在、兵器級レベルから技術的に遠くない純度60%までの少量の核濃縮を行い、許可されているよりもはるかに高度な遠心分離機を稼働させている。

国連憲章では、過去2年分の分担金を滞納した国は、総会での投票権を失うことになっている。

今月初めに回覧されたアントニオ・グテーレス事務総長の書簡で、ベネズエラやスーダンなどのいくつかの滞納国リストの中に、イランも含まれていることが明らかになった。総会は、一部の国が「その加盟国には制御できない」状況に直面していると判断し、この規則の例外を認めることができる。

事務総長の書簡によると、イランは投票権を回復するために最低1840万ドルを支払う必要があった。

イランは昨年1月にも投票権を失い、世界中の銀行にある数十億ドルのイランの資産を凍結する厳しい制裁を課した米国を批判した。昨年6月、最低限の分担金を支払い、イランは投票権を回復した。

イランは、トランプ政権がイランへの制裁を強化して以降数年間、韓国の銀行に凍結されたままの石油販売収入約70億ドルを凍結解除するよう韓国に圧力をかけてきた。

凍結された資金は、外交官たちが核協定の復活に取り組む中で、目処が立っていない。崔鍾建(チェ・ジョンゴン)外交部第1次官を含む韓国の外交高官らは今月ウィーンに行き、イラン側と資産の行方について話し合った。

AP

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