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米国がイランの革命防衛隊のテロ組織指定を解除する可能性について懸念が強まる

革命防衛隊はイランの企業帝国を支配し、世界中のテロ攻撃に関与している軍事・諜報部隊でもある。(AFP通信/資料)
革命防衛隊はイランの企業帝国を支配し、世界中のテロ攻撃に関与している軍事・諜報部隊でもある。(AFP通信/資料)
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19 Mar 2022 04:03:13 GMT9
19 Mar 2022 04:03:13 GMT9

アラブニュース

ジェッダ:米国がイランとの核合意再建の一環として、イスラム革命防衛隊のテロ組織指定を解除することを計画しているという懸念が18日に強まった。

イスラム革命防衛隊は2007年以来、米国の特別指定グローバルテロ組織の一部として米国の制裁対象となっており、2017年には一国の軍隊として初めて米国から国際テロ組織に指定された。

ドナルド・トランプ大統領は当時、「イスラム革命防衛隊はイラン政府が世界中でテロ作戦を指揮・実施するための主要な手段だ」と述べた。

革命防衛隊はイランの企業帝国を支配し、世界中のテロ攻撃に関与している軍事・諜報部隊でもある。

アナリストは現在、米国はイスラム革命防衛隊を抑制することをイランに確約させる見返りに、テロ組織指定の解除を計画していると考えている。革命防衛隊のテロ組織指定解除は、2015年の核合意の再建に関するより広範な間接協議の中で、最後に残った最も厄介な問題だと考えられている。

このような動きに湾岸諸国は激しく反対するだろう。イスラエルは、ナフタリ・ベネット首相とヤイール・ラピード外相による18日の共同声明で懸念を表明した。

両氏は共同声明で、「イスラム革命防衛隊のテロ組織指定を解除しようとする試みは、革命防衛隊による犠牲者に対する侮辱であり、明白な証拠によって立証された現実を無視することになる」と述べ、次のように続けた。

「イスラム革命防衛隊のテロ組織指定が、米国人に危害を加えないという約束と引き換えに解除されるとは信じがたい。米国はテロリストの空約束と引き換えに、最も緊密な同盟国を見捨てることはないだろう」

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