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国連安全保障理事会、アブアクラ氏殺害の責任者を裁くよう改めて要求

ヨルダン川西岸地区のジェニン。ジャーナリストのシリーン・アブアクラ氏が射殺された現場にある、仮設の追悼碑。(AP)
ヨルダン川西岸地区のジェニン。ジャーナリストのシリーン・アブアクラ氏が射殺された現場にある、仮設の追悼碑。(AP)
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27 May 2022 05:05:39 GMT9
27 May 2022 05:05:39 GMT9
  • 安保理は、彼女の葬儀におけるイスラエルの暴挙を非難し、同ジャーナリストの死に関する独立した調査を重ねて要求
  • イスラエルに対し、入植地拡張の停止と、パレスチナ人の財産取り壊し・立ち退き命令の取り消しを再び要求

エファレム・コッセイフィ

ニューヨーク:木曜日、パレスチナ自治区の状況に関する最新の報告書を議論するために、国連安全保障理事会の会議が開かれた。パレスチナ自治区ジェニンで起きたパレスチナ系米国人ジャーナリスト、シリーン・アブアクラ氏の殺害と、その後の葬儀でのイスラエル警察による喪主に対する過剰な武力行使が、再び大きな焦点となった。

理事会のメンバーは、アブアクラ氏の殺害を非難し、彼女の死について独立した透明性のある調査を求める声を繰り返した。国連中東和平プロセス特別調整官のトル・ウェネスランド氏は、「事件の責任者は、裁かれなければならない」と述べた。

米国のリンダ・トーマスグリーンフィールド国連常駐代表は、アブアクラ氏の「心を痛める殺害」について、「悲劇的な損失であり、あらゆる場所における、報道の自由に対する冒涜である」と述べた。

彼女はこの殺害を強く非難し、「直ちに、徹底的な、透明性のある、公平な調査を」と呼びかけ、こう付け加えた。「そして、捜査が終わり次第、責任者に関する完全な説明責任を果たすことを期待する」

トーマス・グリーンフィールド氏は、アブアクラ氏の死は、彼女の葬列における暴力によってさらに悪化したと述べた。

「私たちは、イスラエルの警察が葬列に介入している問題の映像について、イスラエルと直接懸念を共有している」

同米国特使は、和平努力を「倍加」させることによってアブアクラ氏を称えるよう、すべての当事者に呼びかけた。

同理事会の前・現欧州理事国も、アブアクラ氏の殺害に関する調査を改めて求め、「彼女の葬儀でイスラエル警察が喪主に対して行使した暴力」に衝撃を受けたことを表明した。

会合後に発表された共同声明では、EU加盟国のフランス、アイルランド、エストニアは、アルバニアとともに、イスラエル高等計画委員会が5月12日に、ヨルダン川西岸地区での4000戸以上の住宅建設計画を推進する決定を下したことを遺憾に思うと表明した。

声明では、イスラエルに対しこの決定を取り消すとともに、特にマサフェル・ヤッタ地区で計画されている取り壊しや立ち退きを放棄するよう促している。

ウェネスランド氏は、ジャーナリストに対するすべての攻撃を非難し、アブアクラ氏の死は「パレスチナ人および世界中の無数の人々を悲しみと怒りで一つにし、この紛争の壊滅的な人的犠牲を改めて思い起こさせるものとなった」と述べた。

同特別調整官はまた、「武力衝突、入植地の拡大、立ち退き、パレスチナ人の建造物の取り壊しや接収、さらにイスラエルでの致命的なテロ攻撃など、繰り返される暴力のおなじみのパターンを嘆いている」と述べた。

連日の暴力により、女性と子供3人を含む10人のパレスチナ人が死亡し、24人の子供を含む346人のパレスチナ人が負傷している。

イスラエル治安部隊の手によるそれらの死傷者は、デモ、衝突、捜索・逮捕作戦の際に発生したと、ウェネスランド氏は述べた。

また、イスラエル人入植者やその他の民間人がパレスチナ人に対して57件の攻撃を行い、パレスチナ人の子ども1人が死亡、24人が負傷し、パレスチナ人の財産が損なわれたと同氏は語った。

一方、パレスチナ人による銃撃や刺傷攻撃、投石や手製の焼夷弾を含む衝突で、イスラエル民間人4人とイスラエル治安要員1人が死亡し、民間人22人と治安要員20人が負傷している。

ウェネスランド氏はまた、パレスチナ自治政府の「悲惨な」財政状況について、「占領による制約、真剣なパレスチナ改革計画の不在、ドナーからの支援の見通しの不明瞭さによって、さらに悪化している」とし、緊急の注意を促した。

「イスラエル側の有意義な政策措置、パレスチナ自治政府側の大胆な改革、ドナー支援の拡大がなければ、こうした経済的な課題は続くだろう」と彼は述べた。

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