
ダマスカス:シリアの麻薬対策部隊は、過去最大の2.3トンのアンフェタミン系覚醒剤(カプタゴン)を押収した。内務省が29日、発表した。
警官は以前、地中海にあるラタキア港を出港する準備ができているコンテナの中にある製鋼機械に隠されていた249キロのカプタゴンを発見していた。
その後の捜査で当局は、すぐ近くのハマ県の「農場内に薬物を入れた倉庫があること」に注意していた、と同省が声明で発表した。
その声明によると、押収された袋の重さは2103キロ。10人が逮捕され、車両数台が押収された。
1キロのカプタゴンは約6000錠に相当すると推定される。押収された錠剤は累計1400万錠を超えた。シリア政府による押収量としては、ここ数年で最大だ。
最近のいくつかの報道では、バッシャール・アサド大統領政権の幹部や治安組織の幹部が、増え続けるカプタゴン取引の中心人物であると非難されている。
AFP