アラブニュース
ロンドン:パレスチナのマフムード・アッバース大統領はローマ教皇との電話会談の中で教皇の体調を確認し、これからも健康でいるように祈念した。
国営通信社のWAFAによると、大統領は最新のパレスチナ情勢を教皇に伝え、特に占領されているエルサレムについて説明した。
また、キリスト教やイスラム教の聖地への襲撃について説明し、特に聖墳墓教会やアルアクサ・モスクの事件を取り上げた。エルサレム近辺の家からパレスチナ人を追い出そうとするイスラエル側の行為や襲撃事件、そしてジャーナリストのシリーン・アブアクラ氏の事件など、毎日のように起きている殺害事件にも言及した。
教皇は健康への気遣いについて大統領に感謝し、問題はないと述べた。そして、エルサレムなどの聖地における平和や安定の重要性を強調した。
教皇はエルサレムにおけるイスラエルの行為を深く憂慮していると述べ、占領地におけるパレスチナの人々の苦難に思いを寄せていると語った。
電話会談の中で、両者は近々予定されている米国のジョー・バイデン大統領の訪問や、ベツレヘムでのアッバース大統領との会談の最新状況について話し合った。