
テヘラン:イランは、腐敗撲滅を求める広範囲なデモを引き起こしたビルの崩壊事故に関連して、20人を起訴したと司法当局が木曜日に発表した。
イラン南西部フゼスタン州の都市アーバーダーンに建設中だった10階建てのメトロポール・ビルは5月23日に倒壊し、43人が死亡した。
この災害で死亡した人々の遺体を回収するために約2週間を要した。イランではここ数年で、最も死者が多い災害の一つとなった。
この悲劇は、イラン全土にわたって、当局に対して汚職と無能力を訴える一連のデモを引き起こした。
当時、州司法当局はこの事件に関連して、アーバーダーン市長と2人の元市長を含む13人を逮捕したと発表した。
「本件の重要性に鑑み……本件は慎重に評価され、20名に対して起訴がなされた」と、司法当局のウェブサイト「Mizan Online」には記載されている。
「この事件のすべての被告は、現在、適用される令状を持って拘留されている」と同ウェブサイトには掲載されている。しかし、被告は特定されず、彼らが直面している罪状も特定されていない。
司法当局はまた、多くの人が崩壊の責任を負うことを望んでいた、ビルの所有者の死亡を確認した。
イランのメディアは先に、この建物の所有者が死者の一人に含まれていると報じていた。
AFP