
アラブニュース
カイロ:ギザの教会で日曜日に起きた大規模な火災で、41人が犠牲になったとエジプトのコプト教会が明らかにした。保健省の報告では、負傷者は少なくとも55人である。
コプト教会は、保健省高官の話を引用して死傷者数を伝えている。それによると、火事は礼拝が行われている最中に始まった。コプト教会の報道担当は、アル・アラビーヤの取材に対して、この火災で教会の司祭が亡くなったと話した。
この惨事を受けて、アブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領はこの地域の救急サービスに対して必要なすべての方策を取るよう命じた。大統領はまた、コプト正教会教皇タワドロス2世に電話で哀悼の意を伝えた。
現場には15台の消防車が出動して消火に当たり、救急車が犠牲者を近くの病院に搬送した。保健省の報道官、ホサム・アブデル・ガファー氏の話として、少なくとも30台の救急車が怪我人を地元の病院へ運んだと、エジプトの国営ニュースサイトAhramが報道した。
報道では、負傷者はインババ総合病院またはアグーザ病院に搬送された。
火事により、インババの人口密集地域にあるアブ・セフェイン教会は焼け落ちた。
火事の原因はすぐには明らかにならなかったが、警察は初期捜査の段階では電気系統のショートが原因と見られると発表した。
声明によると、日曜朝の集会中に火事が始まった。
エルシーシ大統領はfacebookに投稿して、この「悲劇的事故」の推移を注視しており、国のすべての関係省庁や組織に必要な措置を取るよう命じたと述べた。
「罪もない犠牲者のご家族に、心から哀悼の意を表します」とエルシーシ大統領は表明した。