
アラブニュース
ニューヨーク:ヨルダン通信によると、ヨルダンのラーニア・アル・アブドラ王妃は、世界で増加する難民の受け入れコミュニティへの統合を支援するために、世界が協調して行動する必要があると改めて強調した。
ラーニア王妃は20日、ニューヨークで開催されたクリントン・グローバル・イニシアティブで、ヒラリー・クリントン前米国国務長官、フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官とパネルディスカッションを行い、このように発言した。
クリントン氏が司会を務めたこのパネルディスカッションでは、不安定さを増す世界の中で、特に難民や避難民が増加していることを踏まえ、共同体意識や帰属意識を醸成する方法が模索された。
王妃は、ヨルダンの難民受け入れ国としての経験を強調し、最近シリア人に発行された何万件もの労働許可証に見られるように、ヨルダン政府と指導者は「今も変わらず難民を支援し、ヨルダン社会に統合することに尽力している」と述べた。
王妃はまた、「ヨルダン国民の96%が難民の窮状に同情的である」という最近のUNHCRの調査結果を引用し、ヨルダン国民の難民に対する前向きな姿勢を強調した。
ラーニア王妃は、この数字は、政府も国民も、避難所や保護を求める人々に敵対したり、背を向けたりすることを拒否する「ヨルダンの価値観」をよく表していると指摘した。