アラブニュース
プラハ:トルコのタイイップ・エルドアン大統領は、トルコの「我々はある夜、突然訪れるかもしれない」とのメッセージを、ギリシャや他の「嫌がらせをする」国々が理解しただろう、と述べた。この発言に対し、ギリシャや一部の欧米諸国は隣国への脅威として非難した。
エルドアン大統領は、現時点ではギリシャと議論する価値のある事柄は何もないとし、欧州政治共同体の初会合では、ギリシャ政府の政策が「嘘」に基づいているとして非難した。
エルドアン大統領はプラハでの記者会見で、「彼らは本来いるべき場所にいない」と述べた。
「彼らの政策はすべて嘘に基づいており、誠実ではありません。ギリシャと話し合うことは何もありません」
同氏は、あらゆる脅威へのトルコの対応についての警告をギリシャは真摯に受け止めるべきだと述べ、また、EUに対し「統一や連帯を装った違法な取り組みを支援するのではなく、二国間ベースでの対話をギリシャに呼びかけることを期待する」と会合で語った。
これに対して、ギリシャのミツォタキス首相は、近隣のどの国とも対話する用意があると語った。
10月7日金曜日の会合に先立ち、ミツォタキス首相は「ギリシャは決して挑発せず、挑発を受けても常に自信を持って対応する」と述べた。
「トルコがエーゲ海の島々の主権についてまで問題を提起しているのに、ギリシャが緊張を高めたと非難するのは筋が通っていない」「ギリシャは対話への扉を閉ざしているわけではなく、私たちは国際法を味方につけていると確信している」と同氏は付け加えた。
欧州各国の首脳が10月6日木曜日、プラハで初会合を開いた。
壮大なプラハ城での初会合には、南東部のコーカサス地方から北西部のアイスランドまで、本質的に異なる44カ国からなるグループが集結した。
ロシアのプーチン大統領は招待されていなかったが、ウクライナへの侵攻に端を発した経済と安全保障の混乱が議論の焦点となり、プーチン大統領の存在が暗い影を落としていた。
* ロイター通信、AFP通信との共同取材