ワシントン:米国は15日、ウクライナの民間インフラへの攻撃に使用されたイラン製無人機の製造やロシアへの提供に関与しているとされる企業に対して制裁を課した。
声明によると、米国財務省はウクライナでロシア軍が使用しているシャヘド・シリーズ無人機の設計・製造に関与したとして、シャヘド航空産業研究所とその他の企業に制裁を科した。
ロシアはイランから無人機を調達することに成功し、それらを用いてウクライナの都市や電力インフラを攻撃。
イランの軍事団体と産業は、テヘランの核開発プログラムをめぐって、すでに米国の重い制裁を受けている。
イエレン財務長官は声明で、「繰り返し示してきたように、米国はロシアの不当なウクライナ侵略を支援する人々や企業がどこにあろうと、制裁する覚悟がある」と述べた。
同長官はまた、「今日の措置は、ロシアがイラン製のUAVを使用してウクライナの市民を虐げることを可能にした企業や個人を暴露し、責任を取らせるものだ」と、無人航空機の頭文字をとって述べた。
米財務省によると、15日の動きで、すでに米国の制裁下にある民間軍事会社ワグナーグループ、イランのイスラム革命防衛隊航空宇宙軍、コッズ航空産業も国務省の指定を受けた。
ロイター