
・12年間続くシリア内戦でトルコ政府がアサド政権の政治的・軍事的反体制派の主要な支援国となって以来、両国間の不和が続いている。
ジェッダ:2023年1月13日金曜、バッシャール・アル・アサド大統領は、トルコ政府にシリアから軍を撤退させ、反体制派への支援を止めるよう求めるなどしてトルコとの関係改善進めていることについて、沈黙を破った。
シリアとトルコは、12年間続くシリア内戦でトルコ政府がアサド政権の政治的・軍事的反体制派の主要な支援国となり、シリア北部の広域に軍を投入して以来、不和が続いている。
ロシアが、シリアとトルコの和解を仲介しており、先月、モスクワで両国の国防相の会談が開かれたが、その目的は両国の外相、最終的にはアサド大統領とレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の会談を実現することである。
アサド大統領はダマスカスで、ロシア大統領特使アレクサンドル・ラブレンチェフ氏と会談し、トルコとの会談は「シリア領土の占領の終結」と、アサド大統領がテロとみなすものに対するトルコの支援を止めるという目的に基づくべきであるとし、「シリアが求める具体的な成果をもたらすため、事前にシリアとロシアとの間で調整を行うべきだ」と述べた。
2月上旬には、2011年のシリア内戦開始以来、両国間で最高レベルとなる、メヴリュット・チャヴシュオール外相とファイサル・ミクダード外相の会談が予定されている。
シリアの主要同盟国であるイランは、シリアとトルコの和解を注視している。
2023年1月13日、ホセイン・アミラブドラヒアン外相は、イランは「シリアとトルコの対話を歓迎する」と述べた。
アミラブドラヒアン外相は、ミクダード外相との会談のため、2023年1月14日にダマスカスを訪れる予定だ。