
ロンドン:英国は17日、イラン政権が英国・イランの二重国籍者を処刑したことを受け、英国が「弱体化し孤立した政権」と呼ぶイラン政権に対し、さらなる追加措置を取ると明言した。
アリレザ・アクバリ氏の処刑後、英国はイランの最高位の外交官を呼び出し、自国の大使を呼び戻した。
しかし、イランのムハンマド・ジャファル・モンタゼリ検事総長に制裁を科したにもかかわらず、英国はイラン革命防衛隊(IRGC)をテロ組織に指定するという野党の要求には応じていない。
議会でこのような要求が増えていることを受け、ジェイムズ・クレヴァリー英外相は、今後のIRGCのテロ指定についてはコメントできないと述べた。
だが一方でこう述べている。「我々の行動は既に発表した措置だけにとどまりません 」
またそして、リシ・スナク首相の広報担当官は記者団に「我々は国際パートナーたちとさらなる措置を検討している 」と語っている。
英国の国会議員たちは先週、革命防衛隊(IRGC)を英国で禁止されているテロ組織として指定することに賛成票を投じていた。
しかし、政府はイラン政権に拘束されたその他の二重国籍者の運命や、イランとの国際核協定を復活させるという戦略的目標と格闘中だ。
その一方で、クレヴァリー外相は、アクバリ氏(61)が英国のスパイ容疑で絞首刑になった後、イランの指導者を強く非難した。
クレヴァリー外相は国会議員らに次のように話している。「我々は、自国民を抑圧することに執着し、権力を失い国際的評価を落とすことを恐れて衰弱している、弱体化し孤立した政権の復讐に燃えた行動を目の当たりにしています」
「イラン政権に対する我々のメッセージは明確です。『世界はあなた方を見ています。あなた方は、特に、あなた方が弾圧し、殺害している多くの勇敢なイランの人々から責任を問われることになるでしょう』」
AFP