
アラブニュース
カイロ:20日、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行が始まって以降では初めて、中国からの観光客らを乗せた航空便がカイロに着陸した。エジプトメディアが報じた。
中国の成都市から137人の乗客を乗せた四川航空の航空便がカイロ国際空港に到着した。そのうち28人が観光客だ。
この一週間前には、中国の秦剛(チン・カン)外相がアフリカ歴訪の一環としてカイロを訪問し、中国からエジプトへの観光客を増やすことについてエジプトのサーミフ・シュクリー外相と協議していた。
20日、エジプトのモハメド・アッバス・ヘルミー民間航空相と廖力強(リャオ・リーチアン)駐カイロ中国大使が観光客らを迎えた。
廖大使は声明の中で、中国からの訪問者に渡航制限を課していないエジプトに感謝を表明した。
また、エジプトはパンデミック開始以降初めて中国からの観光客を受け入れた国の一つだと述べたと、アハラム・オンラインは伝えている。
厳しいゼロコロナ政策が解除された中国では最近になって感染者数が急増しており、12月8日から1月12日の間に約6万人が死亡したと報告されている。
1月8日には、中国は渡航制限や入国者隔離措置を撤廃して国境を完全に開放した。
しかし、米国やイギリスを含むいくつかの国は、コロナ感染者が急増している中国からの訪問者に感染検査を課している。中国政府はこれらの措置を強く批判している。