
カイロ:エジプトは今夏、7年ぶりに夏時間を再び導入すると内閣が1日に発表したが、これは省エネのための政府の一連の取り組みの中で最新のものである。
昨年、エジプト政府は、国の主要な外貨獲得源である天然ガスの輸出を増やすため、政府および民間のエネルギー使用量を削減する一連の規則を発表した。
時間の変更は、「世界情勢や経済の変化に鑑み、政府がエネルギー使用の合理化を図るため」と内閣は述べ、国会で承認されることが期待される法案を公表している。
この慣行は、エジプトの歴史のさまざまな時期に導入・廃止されてきたが、最後に採用されたのは2014年で、一部では同国の過去の政権の遺物と見なされている。
内閣によると、時計は4月の最終金曜日から1時間進められ、毎年10月の最終木曜日に変更終了となる。
エジプトは、ウクライナ紛争により外貨不足が深刻化した影響を受け、経済危機に直面している。
ロイター