Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 中東
  • チュニジア大統領、シリアに大使を派遣したいと発言 – 国営の動画で

チュニジア大統領、シリアに大使を派遣したいと発言 – 国営の動画で

カイス・サイード大統領。(AFPファイル写真)
カイス・サイード大統領。(AFPファイル写真)
Short Url:
11 Mar 2023 03:03:16 GMT9
11 Mar 2023 03:03:16 GMT9
  • チュニジアは2017年に、シリアで戦う3,000人以上のチュニジア人武装勢力の追跡を支援することなどを目的に、シリアへの限定的な外交使節団を復活させた

チュニス:チュニジアのカイス・サイード大統領は10日、チュニジアとシリアが両国への大使を任命することを望むと述べたが、これはシリアのバッシャール・アサド大統領政権との外交関係の完全回復が間近であることを示す最新の兆候である。

大統領府がFacebookに投稿した動画によると、「この問題について決断を下さなければならない」とサイード大統領は、ナビル・アマル外相との会談で語った。

チュニジアは10年近く前にシリアとの外交関係を断っているが、これは2011年にアサド大統領が民主化デモを残虐に弾圧し、数十万人の市民が殺害され、数百万人が避難する内戦に発展したことに抗議するためであった。

サイード氏が2021年7月に政敵からクーデターと形容される形でほぼすべての権力を掌握して以来、チュニジアはシリアとの外交姿勢を変えることに前向きであるというシグナルを送ってきた。

チュニジアは2017年に、シリアで戦う3,000人以上のチュニジア人武装勢力の追跡を支援することなどを目的に、シリアへの限定的な外交使節団を復活させた。

チュニジアは先月、ダマスカスの外交使節団を外交官一名で補強したが、大統領が決断を下さなければならないと発表したことから、外務省は近くダマスカスに大使を指名するとの見方が広がっている。

アサド氏は、先月シリアとトルコを襲った地震から政治的利益を得ようとしており、国際的孤立を打開するために、外国からの援助を自国の領土を通じて届けるよう迫っていると政治アナリストは述べている。

チュニジアはシリアに救助隊や市民保護チームをはじめとする支援機を送っており、同機はアサド政権が支配するアレッポ空港に到着している。

特に人気
オススメ

return to top