サイード・アル・バタティ

アル・ムッカラー、イエメン、：ハンス・グルンドベルグ国連イエメン担当特使はイランを訪問し、イエメン和平実現と国連が仲介した停戦の再開を目指す外交努力への支援を獲得しようと努力した。

グルンドベルグ氏はイランのホセイン・アミラブドラヒアン外相や他のイラン高官と会談し、8年続くイエメン内戦の終結を目指す、イエメンの紛争当事者間のより包括的な和平交渉の立ち上げについて議論した。国連イエメン事務所が13日、ツイッターで発表した。

「イエメン内戦を持続可能な形で終結させるために、国連の後援の下、包括的なイエメン主導の政治プロセスを開始するための地域的支援が必要であることが議論された。会談中、グルンドベルグ氏は、イエメン内戦の終結は地域の安全を強化するのに重要だと強調した」

イランは、イエメンの停戦、イエメン和平実現に向けた国連主導の努力、イエメンの「非人道的な封鎖」の終了を支持している、とアミラブドラヒアン氏は強調した。イラン外務省が発表した。

同省は同省のホームページで次のように発表した。「アミラブドラヒアン外相は、イラン・イスラム共和国はイエメンに平和と安定を築くのを助けるあらゆる交渉を支援すると述べた」

フーシ派が和平実現に向けた国連の努力に協力しなかったとき、グルンドベルグ氏と同氏の前任者はたびたびイランを訪問した。

今回、グルンドベルグ氏のテヘラン訪問は、スイスで議論されている、国連が仲介したイエメン政府とフーシ派の間の囚人交換が失敗するかもしれないという初期兆候と重なった。フーシ派は、全囚人・強制失踪者の交換を検討することや、最低でも、死刑に直面している拉致されたジャーナリスト4人を含めることを拒んでいる。

10月以降、フーシ派は停戦再開やタイズの包囲緩和を拒否し、イエメン政府がフーシ派支配地域の公務員への給与支払いや石油収入の分配を行わないなら石油施設への無人機攻撃を強化すると主張している。

イランは、フーシ派に対する強い影響力と、グルンドベルグ氏が主導する和平努力を妨害するのをやめるようフーシ派を説得する能力を持つ唯一の国だ、とイエメン政府関係者は話した。

「フーシ派の決定は、彼らではなく、イランの手に委ねられている」と在カイロ・イエメン大使館情報参事官バリグ・アル・ミフラーフィ氏はアラブニュースに話した。「フーシ派の決定に対して影響力を持っているのはイランだけだ」と同氏は付け加えた。

イランとサウジアラビアの外交正常化合意を称賛しながら、イエメン政府はイランに対し、フーシ派への軍事支援をやめ、和平計画に従うようフーシ派に圧力をかけることによってイエメン内戦終結へのコミットメントを示すよう求めている。

「この和平協定が、この戦争を終わらせるための直接交渉、無条件交渉に参加するようフーシ派を説得することによって、イエメンの遅れた和平プロセスを解決する新たな機会をもたらすことを、我々は期待している」とアル・ミフラーフィ氏は述べた。