• 水曜日に開かれるパレスチナ支援調整委員会（AHLC）の会合では、パレスチナ経済と政治制度の強化について議論されるとEUの外交官は語った

ブリュッセル： ジョセップ・ボレル欧州連合外務政策上級代表は火曜日、イスラエル外相との初の会談の中でイスラエルに対し、パレスチナ領土内での暴力的行動の再発以降、緊張をさらに高めかねない「一方的な措置」の停止を強く要求した。

火曜日に起きた過激派組織によるガザからイスラエルへのロケット攻撃は、イスラエルに拘留されていたハンガーストライキを行っていたパレスチナ人拘留者が死亡した数時間後に起きた、イスラエル軍の戦車によるパレスチナ居留地への攻撃とほぼ同時に発生した。

ハデル・アドナン氏（45）は過激派組織「イスラム聖戦」との連帯を理由にヨルダン川西岸地区で拘束され、その3か月後に死亡した。

イスラエルのエリ・コーヘン外相とのブリュッセルでの会談後、「ボレル上級代表はイスラエルに対し、既に高まっている緊張をさらに高めかねないうえに、二国家解決に基づく公平で持続可能な平和を危険にさらす一方的措置を取りやめるよう何度も要求した」とEUの外交官は述べた。

加えて、直近のイスラエルに対する攻撃を非難し、イスラエルの自衛権に対するEUの責任を強調した。

しかしそれと同時に、「いかなる対応も国際法に沿ったそれ相応のものでなくてはならない」と声明で警告した。

「同時に、パレスチナ占領地の状況についても懸念を表明した。」

ボレル氏はコーヘン氏に、EUはイスラエルとのより一層緊密なつながりを求めていることのほか、年内の新たなEU・イスラエル間の連合協議会の開催への期待を述べた。

また彼はコーヘン外相に、サウジアラビア、アラブ連盟諸国およびその他のアラブ諸国との和平努力の復活に向けたEUの取り組みに「関与する」よう促した。

水曜日に開かれるパレスチナ支援調整委員会（AHLC）の会合では、パレスチナ経済と政治制度の強化について議論されるとEUの外交官は語った。

AFP