
カイロ:木曜日、赤十字国際委員会 (ICRC) は、スーダン国内で敵対する民兵組織に捕らえられたスーダン軍兵士125人の解放を手助けしたと発表した。
アブドゥルファッターハ・ブルハン将軍率いるスーダン軍とモハメド・ハムダン・ダガロ将軍が指揮する民兵組織「即応支援部隊 (RSF)」との間の暴力的な衝突が11週目に突入するなか、水曜日に兵士たちは解放されたとICRCは発表した。
スーダン保健省は、敵対する勢力間の戦闘は4月15日に勃発し、これまでに3,000人以上が死亡したと発表している。国連の最新統計によると、250万人以上が避難している。
ICRCは短い声明の中で、解放された兵士たち(うち44人は負傷)は首都ハルツームから160キロ(100マイル)南にあるワドメダニに移送されたと述べた。125人がどこに拘束されていたのかは今でも分かっていない。
「この前向きな一歩によって、家族は愛する人と一緒にイード・アル=アドハーを祝うことができる」とICRCのスーダン代表団長ジャン・クリストフ・サンドス氏は語った。
RSFは、戦闘勃発以来、数百人のスーダン軍兵士を拘束したと主張している。拘束された兵士へのインタビューは、この民兵組織のソーシャルメディアで目立つように掲載されている。その中で、しばしば打撲傷を負い、怯えているように見える兵士たちは、RSFからは丁重に扱われていると家族に語りかけている。
今週初め、イスラム教の祭日で水曜日に初日を迎えるイード・アル=アドハーを記念して、両将軍は別々に停戦を発表した。東ハルツームの住民は、停戦中に軽微な発砲や断続的な爆発の音が聞こえたと話した。
紛争勃発以来、少なくとも9回の停戦が行われたが、いずれも失敗に終わった。
国連と他の権利団体は、両軍が民間人に危害を加え、国際法に違反していると継続的に批判してきた。
水曜日に発表された声明の中で、国連のスーダン使節団は、同国軍が住宅地を爆撃したことを糾弾するとともに、西部ダルフール地域における特定の民族を標的とした暴力と民間人に対する性的暴行でRSFを非難した。
ダルフールはハルツームと並んで、現在進行する紛争の中心地となっている。現地の権利団体と国連によると、西ダルフール州ではRSFとアラブ民兵が非アラブ部族を標的にしていることが報告されている。
マサリット族のスルタンが先週発表した報告書の中で、このアフリカン・マサリット民族コミュニティーの指導者は、RSFの支援を受けたアラブ民兵組織が「アフリカの民間人に対して大量虐殺を行っている」と非難した。そして、州都ジュナイナでは5,000人以上が殺害されたと推定した。
ICRCは、6月初旬に首都の児童養護施設から297人の子どもを救出した。この作戦は、4月中旬以降、同施設内で71人の子どもが飢えと病気で死亡したことを受けて行われた。
AP