
カイロ:エジプト最大のたばこメーカーであるイースタン・カンパニーの社長兼最高経営責任者(CEO)ハーニ・アマン氏は、国内人口の18%が喫煙者であると推計している。
イースタン・カンパニーのハーニ・アマン氏は、エジプトの人口は毎年1,000億本のたばこを吸っており、同社は年間700億本を生産し、エジプト市場での同社のシェアは70~75%であると述べた。同社は他のたばこ製品も販売している。
アマン氏によると、毎年6月になると新年度に増税があるとの考えが広まり、たばこの需要が増えるという。
中央動員統計局(CAPMAS)は、エジプトの人口が現在1億529万3,708人であると公表している。2021年5月、同局はそのうちの1,800万人が喫煙者であると推計した。
エジプトのムスタファ・マドブーリー首相は月曜日、マフムード・エスマット公共企業大臣の出席のもと、イースタン・カンパニーの業務に焦点を絞った会議で議長を務めた。
会議では、同社の活動、各種製品の生産可能量、実施中の作業計画や開発計画について検討した。
アマン氏によると、今後数週間は大量のたばこが販売店に流通することになるという。
エジプトのたばこ市場は、国産・外国産ともに値上げが相次いでいる。この状況は、同じ商品でも購入する店や地域によって異なる価格で販売されていることで、さらに悪化している。
このため闇市場が発生し、先週、内務省がエジプト北部のガルビア県にある倉庫を家宅捜索したところ、38万5,000箱のたばこが違法に保管されているのが発見された。