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「私たちには何もない」:イラクの抗議者らは怒りと希望を口にする

イラクのバグダッドで2022年8月3日、政治危機の中、国会議事堂での座り込みに、イラクの民衆派指導者ムクタダ・アル・サドル氏の支持者が集まり、女性がイラク国旗を手にしている。(ロイター)
イラクのバグダッドで2022年8月3日、政治危機の中、国会議事堂での座り込みに、イラクの民衆派指導者ムクタダ・アル・サドル氏の支持者が集まり、女性がイラク国旗を手にしている。(ロイター)
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04 Aug 2022 01:08:13 GMT9
04 Aug 2022 01:08:13 GMT9

バグダッド:数千人のイラク人抗議者がここ5日間、バグダッドのグリーンゾーンにある国会を占拠しており、戦争で荒廃した国を襲う新たな政治的混乱となっている。

この大規模な座り込みは、イスラム教シーア派の有力な伝道師で政治的指導者であるムクタダ・サドル氏の支持者らが主導している。同氏は、イランの支援を受けたシーア派の「調整枠組み」というライバル派閥と対峙している。

時にカーニバルのような抗議活動では、デモ参加者がサドル派の主張を繰り返すと共に、機能不全の政治システム、貧弱な公共サービス、石油資源は豊富だが汚職に悩む同国の脆弱な経済への怒りも表明している。

米国主導の侵攻によってサダム・フセイン氏が倒されてから約20年、直近の選挙から10カ月が経過したが、行き詰まりによって、イラクは新しい首相も大統領もいない状態になっている。

AFPは、4人のデモ参加者(そのうちの数人は完全な身元特定を拒んだ)に、大規模抗議陣営に参加した理由について話を聞いた。

アリ・モハメド・オクラ氏(43歳)は、妻と3人の子どもを残して、イラクのシーア派が大半を占める南部から、通常は非常に安全なグリーンゾーン官庁街にある議会まで4時間かけて車を走らせた。

「私は腐敗した人々の脅威から祖国を解放するために反乱しています」と語るイスラム学の高校教師は、イラクが新しい憲法と大統領制を採用することも望んでいる。

彼は誇らしげに、「われわれサドル派」と自分たちの運動について話し、これまでにグリーンゾーン、首相官邸、立法府を突破したことを話した。

「私は全てに参加し、それを誇りに思っています」と彼は話し、かつて反米民兵を率い、何百万人もの熱心な支持者を有するサドル師が煽動する陣営の「革命的イデオロギー」を強調した。

オクラ氏は、イラクにおける「改革のための闘争の困難さ」を認めた。

しかし、彼はサドル氏が「神の庇護」を享受し、「腐敗した人々の巣窟を攻撃する忠実な民衆の基盤」を指揮しているとの確信を強調した。

議場の椅子にもたれるウム・アリ氏(47歳)は、夫や兄弟、甥たちと一緒にデモにやってきた。

彼女は、黒いターバンが預言者ムハンマドの子孫であることを示すサドル氏の尊称を使い、「サイードが撤退せよと言うまで」留まると誓った。

6人の女の子と1人の男の子の母親の膝には、ムクタダ氏の肖像画が置かれていた。

バグダッドの労働者階級が住むサドル・シティ地区に住むこの女性は、「誠実なのは彼だけです」と話した。この地区名は敬愛される聖職者であったサドル氏の亡父にちなんでいる。

自身の目標について、彼女は「国を取り戻すことです。国全体が盗まれてしまいました」と話した。

彼女の夫は、2009年にバグダッドで起きた爆撃で負傷して以来、体が不自由になったという。

「彼は公務員で、ちょうど仕事を終えたところでした」と彼女は言った。「それ以来、私たちは何の補償も受けていません」

AFP

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