ロンドン:アラブ首長国連邦(UAE)の外相であるアブダッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下が、EUのルイジ・ディマイオ湾岸地域担当特別代表を出迎えたと、エミレーツ通信社が6日に報じた。
アブダッラー外相とディマイオ特別代表は、UAEとEU諸国の友好関係や、経済、貿易、投資、エネルギー、気候などいくつかの分野での協力強化策について検討した。
また両者は、万博を開催したドバイで11月30日から開かれる国連の気候変動会議であるCOP28に向けたUAEによる下準備や、気候データに関するUAEと欧州の協力についても話し合った。
ディマイオ特別代表は、UAEとEU諸国との良好な関係を称賛した。また、UAEがCOP28を成功裏に開催することを願うとし、同会議によって世界的な気候変動対策に質的な転換がもたらされるだろうと述べた。
アブダッラー氏とディマイオ氏はさらに、地域や世界における時事についても意見を交わした。
ディマイオ特別代表は4日には、オマーンのサイード・バドル・アル・ブサイディ外相と会談した。
イタリアの元外相である同氏は5月15日、アラビア湾岸地域との関係強化を目的とする、初の同地域担当のEU特使に任命された。