
ガザ(パレスチナ自治区):ガザ地区からイスラエルへの輸出が再開され、イスラエルは検問所を再開した。 9月10日、イスラエルがガザ地区との検問所の閉鎖を解き、商用配送が再開されたと、パレスチナ当局者が伝えた。これは、同国沿岸の飛び地から爆発物を密輸しようとしたとされる試みの後、同検問所が閉鎖された数日後のことである。
先週、イスラエル軍が3台のトラックで運ばれてきた衣料品の中に爆発物が隠されているのを発見したと発表。これを受け、ガザとイスラエルを結ぶ唯一の商品搬入地点であるケレムシャローム検問所は閉鎖されていた。
イスラエル軍参謀総長のヘルツィ・ハレヴィ氏は9月4日、「高い威力を持つ爆薬の密輸」を試みた疑惑を受けて、ガザからイスラエルへのすべての商用配送を直ちに停止するよう命じた。
貧困にあえぐガザには約230万人のパレスチナ人が住んでおり、イスラエルが防衛省を通じて陸・空・海のすべてのアクセスを管理する、厳しい封鎖下にある。
10日朝、ケレムシャローム検問所が再開されたと、パレスチナ大統領マフムード・アッバース氏が率いるファタハ党に属する物資調整大統領委員会の責任者、ライード・ファトゥー氏は語った。
「既製服を積んだトラックや、鉄くずを積んだトラックなど、数台のトラックが今朝検問所を通過し、イスラエル側に向かった」
イスラエル当局はすぐにはコメントを出さなかった。
パレスチナの企業は、この検問所が閉鎖されれば、ガザ地区で「人道的な大惨事」が引き起こされると警告していた。
ケレムシャローム検問所の閉鎖は、イスラエルとパレスチナの紛争が激化し、今年、これまでに少なくとも227人のパレスチナ人が殺害されている中で起こった。
AFPが双方の公式情報源に基づいて集計したところによると、少なくとも32人のイスラエル人、1人のウクライナ人、1人のイタリア人も死亡している。
死者には、パレスチナ側では戦闘員と民間人、イスラエル側では少数派のアラブ人3人が含まれている。
AFP