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世界の医薬品部門に新たなチャンスを探る

医療・医薬品は世界的に有望な投資チャンスになりつつある。(シャッターストック)
医療・医薬品は世界的に有望な投資チャンスになりつつある。(シャッターストック)
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23 Aug 2020 07:08:27 GMT9

コロナウイルスのパンデミックが始まって以来、世界の株価指数は不安定な動きが続いており、第二次世界大戦以降見たことのない方法で世界を揺るがしている。

しかし、世界中、中でも特に英国、米国、ロシア、中国で有望な投資チャンスになりつつある産業部門がいくつかある。特に、医療や医薬品部門がそうだ。

サウジ公共投資基金(PIF)やロシア国民福祉基金などの主な政府系ファンドに加え、ファミリーオフィスや機関投資家も、厳選した医療・医薬品企業におけるチャンスを探し回っている。医療・医薬品部門は今後5年で最も魅力的な投資先の1つになることが予想される。

例えば、急成長中のモバイル医療相談サービス企業バビロン・ヘルスケア・サービスは、シリーズC資金調達で5億5,000万ドルを獲得し、同社をユニコーンの地位に引き上げた。

PIFは、同社の価値が20億ドルと査定されて合計6億3,500万ドルの調達額となったこの資金調達ラウンドを主導した。この新たな資金により、同社は米国やアジアを含むより多くの市場への事業拡大が可能になる。

PIFはパンデミックが広がる前からすでに、医療用品国家統合調達会社(NUPCO)を共同設立して地元の医薬品部門への投資を始めていた。NUPCOはサウジアラビアの政府系医療機関の調達活動を統一するために設立された企業である。PIFが目指すのは、サウジアラビアのビジョン2030改革プランの一環として、医薬品業界と医療機器・設備の組み立てを現地化することである。

サウジ政府は同国の公衆衛生上の課題に対応するため、今後5年にわたり医療分野の伝統的・最先端両方の下位部門に対し、1,800億ドルの支出を計画している。

そのため投資家は、医薬品分野を含む同産業部門全体で大きなチャンスを見出すだろう。専門家によれば、医薬製品のうち国内で製造されているのは40%未満だという。サウジアラビアの医薬品市場は、中東最大となる約80億ドル規模になると期待されている。

BMGフィナンシャル・グループはこれと同じ考え方に従うため、PIFや他の政府系ファンドの世界的な戦略方向性を共有する。

BMGフィナンシャル・グループは今年これまでに、サウジのパートナー企業アセドラ・バイオ医薬品社と協力して、英国、フランス、ドイツ、米国から厳選した急成長中かつ有望な世界的バイオ医薬品企業の最終候補リスト作りを始めた。

それらの企業の臨床試験がさらに進み、対応する食品医薬品局の承認確保に近づくほど、投資チャンスとしてより魅力が増す。

サウジアラビアで規制当局のすべての承認が得られた後、BMGフィナンシャル・グループは今年第4四半期中にそれらの企業に対し戦略的な出資比率を提案するつもりである。特にそれらの企業が同国での製造施設建設を決定する場合は、イグジット戦略としてタダウルなどの主要証券取引所へ上場させる可能性もある。

バジルM.K. アルガライーニはBMGフィナンシャル・グループの会長兼CEO

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