リヤド:サウジ当局は、居住、就労、国境警備に関する規則に違反したとして1週間で1万6790人を逮捕した。サウジ通信が14日に報じた。
公式レポートによると、居住法違反で逮捕されたのが計1万177人、不法越境を試みて逮捕されたのが4523人、就労関連の問題で逮捕されたのが2090人となっている。
サウジに不法入国しようとして逮捕された709人のうち、63%がイエメン人、34%がエチオピア人、3%がその他の国籍者だった。
国境を越えて近隣諸国に入国しようとしていたところを逮捕されたのが86人、違反者の輸送や隠匿に関与して逮捕されたのが19人だった。
当局はこれまでに、3万9941人の違反者をそれぞれの本国の在外公館に移送し渡航文書を取得させ、1750人を移送し渡航予約を完了させ、8745人を強制送還した。
サウジ内務省によると、輸送や保護の提供などによりサウジアラビアへの不法入国を手助けしていることが判明した者には、最長15年の禁錮刑、最高100万サウジリヤル(約26万ドル)の罰金、または車両や財産の没収が科される可能性がある。
違反行為が疑われる場合、メッカ州とリヤド州ではフリーダイヤル911、他の州では999または996に通報することができる。