
リヤド:ガザ地区への支援物資を搭載したサウジアラビアの第3次救援機が11日、エジプトのエルアリシュ国際空港に到着した。この支援物資は、リヤドのキング・ハーリド国際空港から送り出された。
今回の救援機では、サウジアラビアによるガザ住民への支援活動の一環として、食料や避難所用の備品などを含む35トンの物資を輸送した。
サルマン国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子の命令によって開始されたこの取り組みは、危機に見舞われたパレスチナ人を支援するという、サウジアラビアの長きにわたるコミットメントに基づいている。
サウジアラビアから出発した救援機の第1陣と第2陣は、それぞれ35トンの支援物資を積み込んで、9日と10日にエジプトに到着した。
先週には、サウジアラビアの支援機関KSreliefから派遣されたチームが、オサマ・ヌガリ駐エジプト大使と会談。ガザ住民を支援するべく、避難所用の物資、食料バスケット、医薬品などをラファ検問所から輸送する方法について話し合った。
KSreliefの統括責任者を務めるアブドラ・アル・ラビーア博士によれば、サウジアラビアの空輸活動はさらに数日間続き、同支援センターでは輸送速度を確保するために、海上輸送に着手することも検討しているという。
アル・ラビーア博士は、危機に見舞われた国々が世界各地にある中で、サウジアラビアが果たす人道的役割を強調。そして、サウジアラビアが実施しているガザ地区の支援は、サウジアラビアとパレスチナの間の強い絆や深い関係を反映したものだと付け加えた。
KSreliefはまた、国王と皇太子の指示に従い、ガザ地区のパレスチナ人に支援を送ることを目的として、サヘムのプラットフォームで全国的な募金キャンペーンも開始した。
サヘムのプラットフォームには11日までに668,000人以上が訪れ、4億5,800万サウジアラビア・リヤル(1億2,300万ドル)を超える寄付が寄せられた。
寄付はサヘムのウェブサイト、sahem.ksrelief.orgで受け付けている。
また、キャンペーン用のアルラジ銀行口座に直接送金するほか、AppleのApp StoreまたはGoogle Playからモバイル端末でサヘム・アプリをダウンロードすることでも寄付することが可能。