• リヤドのウクライナ大使館が祖国防衛に関する展示会を開催

ラマ・アルハマウィ

リヤド：ロシア・ウクライナ戦争が3年目に突入するなか、アナトリー・ペトレンコ駐サウジアラビア・ウクライナ大使は、ウクライナの人々に「重要な」人道支援を提供しているサウジアラビアに感謝の意を表した。

「サウジアラビアの人々の支援は非常に重要なものであり、サルマン国王陛下、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下、そしてすべてのサウジアラビアの人々に対して、困難な日々を過ごしているウクライナの人々に向けられた寛大さと優しさへの感謝の言葉をあらゆる機会で繰り返し述べている」とペトレンコ大使はアラブニュースに語った。

2月15日、サウジアラビアの援助機関KSreliefは、ウクライナの人々に必要不可欠な支援を届けるための人道的ミッションを開始し、リヤドのキング・ハーリド国際空港からポーランドとウクライナの国境近くに位置するジェシュフ空港への便を運航した。

「明日には次の飛行機が到着し、これはウクライナの中部と南部で避難生活を送る人々にとって非常に重要なものになるだろう」と同大使は述べた。

23日には、発電機や離乳食の缶詰を含む80トンの支援物資を積んだKSreliefの9機目の貨物機がリヤドのキング・ハーリド国際空港を出発した。

ペトレンコ大使は、「これは素晴らしい物流作戦だ。18機の飛行機が、非常に多くの電化製品、発電機、離乳食を積んで、我々が話しているまさにこの瞬間に、ウクライナに届けられている」と語った。

「我々にとって、これは原則の問題だ。サウジアラビアは国際法および国連憲章の主要原則に従い、ウクライナ領土の完全性と主権を一貫して支援すると同時に、重要な人道支援を提供している」

アナトリー・ペトレンコ駐サウジアラビア・ウクライナ大使は、自分たちの土地を守るウクライナの人々の回復力を紹介する展示会を開催した。（提供）

同大使は、両国が経済協力を継続していることを強調し、ウクライナの企業がサウジアラビアの市場に参入し、サウジアラビアの企業がウクライナで成功を収め続けていると付け加えた。

「これは素晴らしいことであり、我々はウクライナで失われた平和を取り戻す計画である和平案を前進させるために力を合わせている」と同大使は説明した。

25日、ウクライナ大使館は、自分たちの土地を守るウクライナの人々の回復力と決意を紹介する展示会を開催した。

「2年前の2月24日、ウクライナの誰もが衝撃を受けた。こんなことになるとは誰も信じられなかったが、すぐにすべてのウクライナ人は、立ち上がって戦わなければ、国家として消滅してしまうと悟った」と同大使は述べた。

「展示会は、我々がどのように戦い、どのように友人や国際社会から支援を受けているか、そしてどのように国内の防衛産業を徐々に構築しているかを紹介するものだ」とペトレンコ大使は付け加えた。

ペトレンコ大使は、ウクライナ国防総省のロマン・ムジチェンコ大佐とともに展示会でスピーチを行った。

「我々のホスト国であるサウジアラビアは、国連憲章の主要原則に従って一貫してウクライナを支援している」と同大使はスピーチの中で強調した。

「この展示会は、ウクライナの人々の回復力と、自国の土地を守り、ウクライナの来る世代の未来を確保し、我々の生命と外交政策の選択を守るという（我々の）決意を示すものだ」と同大使は付け加えた。

同大使は、この展示会ではウクライナ人がどのような支援を受け、どのように戦い、どのように能力を開発しているかを紹介していると説明した。さらに、「ウクライナ人は安全保障上の国益に対していかなる妥協もしない」と強調して付け加えた。

ペトレンコ大使はアラブニュースのインタビューを、「ウクライナは平和を望んでいるが、その平和は国際法に則った公正で永続的なものでなければならない。すべてのウクライナ人は、未来は自分たちの手にかかっているということを思い出しながら、国を守り続けることに十分以上の集中力と決意を持っている」というメッセージで締めくくった。