リヤド:サルマン国王アラブ言語アカデミーは、アラビア語の大規模言語モデルを評価・測定するツール「バルサム・インデックス」を発表した。発表は、リヤドで開催中の第3回グローバルAIサミット(GAIN)の金曜日に行われた。
サウジアラビアのデータ・AI当局および国際協力者との提携により開発されたバルサム・インデックスは、プレスリリースによると、「アラビア語のタスクにおけるAIモデルを評価するためのグローバルなベンチマークを設定する」ことを目的としている。また、「新しい機能や性能を追加するために開発されている最新のモデルの評価に役立つ」という。
アラビア語のAIモデルに関する主要セッションでは、アカデミーの事務総長であるアブドゥラー・ビン・サレハ・アル=ワシュミ氏が言語の進化について議論した。同氏は、歴史的に文字言語が生き残ってきた一方で、今後の言語の存続は「効果的なAIの統合にかかっている」と述べた。
アル・ワシュミ氏は、アカデミーの理事会の議長を務めるバドル・ビン・アブドゥラー・ビン・ファルハーン王子(文化大臣)が、アカデミーの取り組みをサウジアラビアのビジョン2030の人間開発目標と一致させるために支援していることを称賛した。