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ゴーン氏の国外逃亡事件で7人のトルコ人が裁判に直面

2020年1月8日、ベイルートでのレバノン・プレスシンジケートで、ルノー・日産元会長のカルロス・ゴーン氏が、大勢の記者たちを前に、金銭的不正行為で訴追された日本の裁判を彼が回避した理由について述べている。(AFP)
2020年1月8日、ベイルートでのレバノン・プレスシンジケートで、ルノー・日産元会長のカルロス・ゴーン氏が、大勢の記者たちを前に、金銭的不正行為で訴追された日本の裁判を彼が回避した理由について述べている。(AFP)
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21 Jan 2021 02:01:04 GMT9
21 Jan 2021 02:01:04 GMT9

イスタンブール:イスタンブールの裁判所は水曜日、カルロス・ゴーン日産元会長を「大きな楽器ケースに入れて」日本からレバノンへ運び出すのを助けた罪で告発されている7人のトルコ人容疑者らについて、公判を再開した。

この裁判は、金銭的不正容疑で訴追されて保釈中の身であった2019年12月に、ゴーン氏がいかにして日本から逃亡したかの詳細を解明しようとするものだ。ゴーン氏は、フランス、レバノン、ブラジルの国籍を持ち、キャリアが破綻したその時点でビジネス界の世界的有名人であった。

66歳の逃亡者である彼は、2018年11月に逮捕され、130日間を拘置所で過ごした後、大胆な逃亡劇を完遂して日本の司法当局の面目を損ない、誰が関わっていたかという疑問を浮上させた。

審理は、ゴーン氏を日本からイスタンブール経由でレバノンへと移送するために4人のパイロットと2人の客室乗務員を使ったとされる、トルコ民間航空会社「MNGジェット」の従業員に関するものであった。

パイロットたちとMNGジェットの従業員は「不法に移民を移送した」罪に問われており、最大で禁固8年の刑に直面している。7月の公判により保釈されたが、トルコからの出国は禁止されている。

2人の客室乗務員は、犯罪の報告を怠った容疑で1年の刑に直面している。

7人の容疑者全員が容疑を否認している。

起訴状によれば日本からレバノンへの逃亡計画には、「疑念を抱かせないようにするために」、直行便ではなくイスタンブールでの乗り継ぎを含むものにされたという。

元米陸軍特殊部隊員のマイケル・テイラー氏とその息子のピーター氏が、レバノン国籍のジョージ・アントワーヌ・ザイエク氏とともに、MNGジェットを採用して秘密作戦を指揮したとして告訴されている。

テイラー父子は現在、米国から日本への身柄引き渡しの裁判で戦っており、ザイエク氏の所在は不明である。

起訴状によれば、テイラー氏とザイエク氏がゴーン氏を「大きな楽器ケース」に入れ、大阪空港のセキュリティーを通って彼を運び出したという。

彼らは「ゴーン氏が楽に呼吸できるようにケースの底に70の穴を開けた」とされている。

航空機はイスタンブールの古いアタテュルク空港へ到着し、別のベイルート行き航空機の近くに駐機されたと起訴状は述べている。

そしてMNGジェットの従業員オカン・コズマン氏が大阪からの航空機から飛び降り、ゴーン氏とともにベイルート行き航空機に乗り込んだという。

起訴状によるとコズマン氏は、ゴーン氏が逃亡する前の数カ月間で合わせて21万6800ユーロと6万6990ドルを、数回の支払いに分けて自身の銀行口座に受け取っていたという。

彼はまたゴーン氏がベイルートに到着した後にも、額は特定されていないが支払いを受けたとして罪に問われている。

コズマン氏はゴーンの逃亡幇助で金銭の支払いを受けたことを否認しており、パイロットと客室乗務員は、いずれの便にも彼が搭乗していたことは知らなかったと述べている。

MNGは昨年、同社の航空機が違法に使用されたとして告訴した。

社は当時、従業員がゴーン氏を乗客名簿から外すために乗員乗客名簿を改竄したことを認めたと付け加えた。

AFP

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