リヤド: 国立パーム-デーツセンターと環境・水・農業省は、サウジアラビアで、ヤシの殻を再利用した地域初のバイオ炭イニシアティブを開始したと、サウジ国営通信が土曜日に伝えた。
バイオ炭は、炭素を豊富に含み多孔性の物質で、土壌構造を改善し、保水性を高め、栄養分の利用効率を向上させる。また、温室効果ガスの排出量を削減し、気候変動の影響を緩和する効果もあると、SPAは伝えている。
バイオ炭を利用することで、農家は水の消費量を30パーセント削減し、植物の成長を早め、収穫量を増やすことが期待できる。
環境的に持続可能なこの製品は、持続可能な実践を通じて循環型経済を推進し、農業部門を支援するという同省の取り組みを後押しするものである、とSPAは伝えている。
サウジアラビア王国には3600万本以上のヤシの木が植えられており、そのヤシの殻はバイオ炭の生産に利用できる貴重な資源である。バイオ炭は環境保護に貢献するだけでなく、投資家や起業家にとって新たな経済的機会をもたらす。