



ミナ:ハッジ巡礼者たちは土曜日、イード・アル・アドハーに続くタシュリーク2日目に、ミナにある3つの石柱ジャマラートに小石を投げつけ、悪魔を石打ちにする儀式を続けた。
石打ちの儀式は、預言者ムハンマドの慣習に従って、一番小さい石柱から始まり、真ん中の石柱が続き、一番大きいジャマラート・アル・アカバで終わる。
国立気象センターによると、気温が46度まで上昇する中、巡礼者たちは石打ちの儀式を行っている。同センターはまた、気温がさらに3度上昇すると予測している。しかし、最低気温は31℃に達し、天候は下がると予想されている。
内務省は、ミナ全域およびキャンプ内の巡礼者の保護と安全を確保するための継続的な取り組みを改めて表明した。同省はさらに、テントからジャマラート地区への歩行者の移動、グランドモスクへの移動中の歩行者の移動の管理などにも取り組んでいると付け加えた。
同省はまた、巡礼者に対し、タシュリーク期間中の移動を規制する指示を引き続き遵守するよう促し、特にカアバを一周する時、アル・サファとアル・マルワの丘の間を急ぐ時、ミナのジャマラートで石打ちの儀式を行う時の安全の重要性を強調した。
ハッジ・ユムラ省は、巡礼者に対し、儀式を円滑に行い、熱中症や日射病のリスクを最小限に抑えるため、組織のガイドラインを守り、指定されたハッジのスケジュールに従うよう呼びかけた。
アラブニュースの取材に応じたパキスタンの巡礼者モハメッド・イサークさんは、今回のハッジの旅はあらゆる面で「格別」だったと語った。
「ハッジを行うのは初めてだが、周囲のすべてが驚くほどよく整備されており、安心して儀式を行うことができた。なんという経験だろう。このハッジの季節に参加し、このような深いスピリチュアルな雰囲気の中で儀式を執り行う機会を与えてくださった全能の神に深く感謝しています」と語った。
石打ちの儀式からの帰り道、リビア人巡礼者のナエマ・ユスフさんは、巡礼を終えて 自国へ戻る準備をしているときの「罪のない 」気持ちを言い表すことができないと語った。
彼女は 「アッラーは私たちに赦しを約束してくださった。私たちは、アッラーが私たちのハッジを受け入れ、罪を赦してくださることを望んでいます。私は年老いた女性ですが、罪を犯さずにこの世を去りたいのです」と言った。
ユスフさんはこう付け加えた。「私たちに親切と配慮を示してくれたここにいるすべての人々に感謝したい。アッラーが、世界中からハッジを行うためにやって来る兄弟姉妹に提供する努力とサービスに報いてくださいますように」
167万人以上の巡礼者は、タシュリークの3日間もミナに滞在し、ハッジの残りの儀式を済ませる。