
アラブニュース
リヤド: ベイルートの港で火曜に発生した2回の大爆発を受け、サウジアラビアがレバノンで「起こった爆発の影響を大きな懸念を持って見守っている」と述べた。
2回の爆発は数十人の死者を出した。死亡者数は増えることが予想され、負傷者は数千人に及ぶ。爆風は街の至るところで感じられ、いくつかの建物や道路が損害を受けた。
サウジ外務省は、王国の全面的な支援と「兄弟のようなレバノンの人々」との連帯、および「レバノンをあらゆる危害から守ること」を確認したと、サウジ通信社の公表した声明文で述べた。
王国の政府もまた、攻撃の犠牲者の家族や怪我を負った人々に対して心からのお悔やみと同情を表し、早期の回復を願った。
レバノンのハッサン・ディアブ首相は「友好諸国」に対し、すでにここ数十年で最悪の経済危機とコロナウィルスのパンデミックから痛手を受けている同国への支援を呼びかけた。
その他の湾岸諸国のいくつかも、同様の声明を発表した。
UAEのシャイフ・ムハンマド・ビン・ザーイド皇太子は犠牲者に対するお悔やみをツイートし、「神が忍耐と慰めを与えてくれることを祈る。レバノンとレバノンの人々に神の恵みがありますように」と述べた。
Our thoughts and prayers are with our Lebanese brothers and sisters during these trying times. We pray that God grants you patience and solace. God bless Lebanon and the Lebanese people.
— محمد بن زايد (@MohamedBinZayed) August 4, 2020
一方、UAEの外務大臣アンワール・ガルガッシュは、「私たちの心はベイルートとその市民たちと共にある」とツイートした。
彼はレバノン国旗の色にライトアップされたドバイの世界一高い建物ブルジュ・ハリファの画像と共に、感謝の言葉を投稿した。
「この困難な数時間の間に私たちが祈ることは、神が兄弟のようなレバノンとレバノンの人々を守り、彼らの苦痛を和らげて傷を癒やしてくれることだ」と、彼は書いた。
クウェートのシャイフ・サバ・アルアフメド・アルジャベル・アルサバ首長は復旧を支援するためレバノンに救援を送る命令を下した。一方でバーレーンは「悲惨な爆発にひどく心を痛めている」と述べ、支援を必要としている人々は大使館へ連絡してもらいたいと頼んだ。
爆発の原因は不明だが、ヒズボラが所有する古い武器倉庫が発生源と考えられている。
(AFP)