
アラブニュース
ジッダ:巡礼者に対して提供されるサービスの質を向上させることを目的とした研究の一環として、マッカのグランドモスクで小巡礼(ウムラ)を行う巡礼者は、新型コロナウイルスに対する(COVID-19)感染予防措置を遵守しているかどうか観察されている。
ウムラが段階的な規制緩和の第三段階の間、聖地に所在するウンム・アル・クラー大学大学の群衆管理の専門家チームは、カーバ神殿周辺の周回地域の研究に焦点を当てている。
同大学の群集研究の助教授であるバーダー・ビン・サウード・アル・サウード博士が率いる専門家チームは、密度に高低差のある群集の流れや、カーバ神殿周辺のマタフエリアにおけるウムラの巡礼者が新型コロナウイルスの安全対策を遵守することに対する影響を科学的に実地調査する予定である。
専門家チームメンバーであるバーダー・ビン・モハメッド・アル・サラミ博士、ムハンマド・ビン・ナセル・アル・アブダリ工学博士、オサマ・ビン・マンスール・アル・フジャイリ工学博士はウムラ礼拝者の特定のグループについて綿密に観察してデータを収集する。
研究に参加するために選ばれた巡礼者は、新型コロナウイルスに対する安全対策や他の健康上の注意を怠った際の社会的距離、お互いの距離はどれだけ縮まるのか観察されることになる。
サウジアラビア国内外から選出されたウムラ巡礼者は、研究の一環としてオンラインアンケートに回答することが求められる。
この研究により、新型コロナウイルスが流行している間、グランドモスクでウムラの儀式を行う巡礼者に提供されるサービスの質が向上することが期待される。