
ラワン・ラドワン
ジッダ:サウジの住民は、王国が今週ファイザー-BioNTechワクチンを承認したことを受け、年末までに開始予定のコロナウィルスワクチンの任意接種を無料で受けられることが期待できる。
サウジの公衆衛生副大臣ハニ・ヨクダール博士によれば、ワクチン接種は年末までに始まる予定で、数日以内に最初の供給品が王国に届くことになっているという。
サウジのニュース放送局アルイフバリヤに出演した製薬会社サウジヴァックスのマネージングディレクター、マゼン・ハサネイン博士は、一般の人々のワクチン接種は任意になると述べた。
保健省によれば、年末までに始まる予定の予防接種キャンペーンの第1段階は、3月まで続くという。
この段階での接種は、65才の高齢者や、医療従事者、肥満者、自己免疫抑制剤服用者や自己免疫疾患のある人々、および持病を持つ人々が優先される。
第2段階は3月から6月まで実施され、50才以上の人々や喘息、糖尿病、慢性心臓病、慢性閉塞性肺疾患、または癌に苦しむ人々が対象となる。
教師や教育関係者は7月から予防接種の対象となり、民間や公共部門の労働者は来年9月からワクチンの接種が可能になる。
同省によれば、COVID-19ワクチンは来年9月から指定施設で全ての住人が無料で接種できるようになるという。サウジアラビアは金曜、168人の新たなコロナウィルス感染者を記録し、感染者の合計は359,583人に増加した。
5つの地域では1桁台の数字が記録された。リヤド地域は45人の感染者を記録し、続いてメッカでは35人、東部州では27人だった。
昨日は治療中の感染者数が3,452人に減少し、重症患者数は526人だった。
新たに236人が回復して回復者の総数は350,108人となり、王国の回復率は97.3%の安定した水準を維持している。
感染による合併症が原因で11人が死亡し、全体の死者数は6,023人に増加した。
過去24時間で合計41,267件のPCR検査が実施され、実施総数は1,030万件に達した。