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日本国内で新たな変異ウイルス検出
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19 Feb 2021 06:02:08 GMT9
19 Feb 2021 06:02:08 GMT9
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- 新たな変異ウイルスが関東で91件、空港で2件、検出された
東京：国内で新たな変異を持つ新型コロナウイルスが検出されたほか、東京入管の施設では集団感染が発生した。新型コロナウイルス感染拡大の第3波の封じ込めに向かう中、新たな困難が浮上している。
加藤勝信官房長官は19日、記者会見で新たな変異ウイルスが関東で91件、空港で2件、検出されたと明らかにした。変異ウイルスは今週から国内で接種が開始されたワクチンが効きにくい可能性があり、政府は変異株への監視を強めている。
「変異ウイルスは従来型よりも感染しやすい可能性があり、国内で変異型の感染拡大が続けば、感染の急増につながるおそれがある」と加藤官房長官は指摘した。
国立感染症研究所によると、新たな変異ウイルスは海外から移入したとみられるが、これまで国内で確認されてきた他の変異ウイルスとは異なっているという。ウイルスのスパイクタンパク質に他の変異型でもみられるE484K変異を持つもので、ワクチンの効果を低下させる可能性がある。
厚生労働省によれば、日本国内ではこれまでにイギリス、南アフリカ、ブラジルなどの変異ウイルスが151件、報告されている。新型コロナウイルスの国内の感染者数は40万人以上に上り、死者数は7194人となっている。
また、東京入管の施設では職員5人と収容されている外国人39人が新型コロナウイルスに感染していることが判明した。
東京出入国在留管理局によれば、130人の収容者全員にウイルス検査が実施されたという。重症者はおらず、感染者には隔離措置がとられている。
プライバシー保護の観点から、感染した収容者の国籍は公表されていない。
入管法違反者や亡命希望者に対する日本の収容制度は、医療水準、収容者への監視、緊急対応などの面で広く批判されている。
「多くの収容者が狭い密閉空間に閉じ込められている」と移住者と連帯するネットワークの山岸素子事務局長は指摘し、「入管収容施設でこのような集団感染が起こったことは非常に遺憾だ」と述べた。
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