

アイシャ・ファリード
ジッダ: サウジアラビアに水曜、ファイザー・BioNTechワクチンの最初の引き渡し分が到着した。王国はCOVID-19の大流行を終わらせるための予防接種運動に乗り出した。
ワクチンは今後3日かけて分配される予定で、すでに150,000人の人々が接種を受けるためのオンライン登録を済ませている。
予防接種は無料かつ安全である。保険大臣のタウフィーク・アルラバイア博士は、すべてのサウジ国民と王国に住む海外居住者に対し、できるだけ早くワクチン接種に登録するよう要請した。
「誰でも無料で接種できるが、必要な人たちを優先する」と、彼は述べた。
「優先されるのは、他の人たちよりも重症化や死亡につながりやすい65才以上の高齢者、持病を持つ人たち、入院患者、および感染に対処する医師となる」
アルラバイア博士によれば、サウジアラビアはパンデミックに対し、中国の外に広がり始めた当初からうまく対処してきたという。
「パンデミックの初期段階では医療機器をめぐり国際的な競争があったが、サウジアラビアは何よりも人の健康を重視し、3ヶ月以内に集中治療用のベッド数を60%増やした」と、彼は述べた。
レバノンは今週、ファイザー製ワクチン150万接種分を確保する契約を締結し、初回代金400万ドルを支払った。8週間以内に最初の供給分が届く見込みだ。
金融危機と、多くの病院が壊滅的な被害を負った8月のベイルート港での爆発の後、レバノンの医療システムは感染者数の急増に極度の負担を強いられている。経済の崩壊は多くの医師の国外移住を促した他、医薬への補助金が撤廃されるとの懸念も高めた。
レバノンは、貧しい国にワクチンを提供するために世界保健機関が後援する世界的な仕組みCOVAXへの参加契約も締結している。
保険大臣代理のハミド・ハッサンは国連諸機関と非政府組織に対し、少なくとも全人口の4分の1を難民が占めるレバノンのために、より多くのワクチンを確保する支援を要請した。「レバノンで暮らす全てのコミュニティを守ることは…同じ計画の一部であるはず」と、彼は述べた。
米国では予防接種が始まって水曜で3日目となったが、ワクチンは最前線の医療従事者および高齢者施設の住人や職員のために確保されている。
英国では予防接種が始まって以来、1周間で137,000人以上がファイザー製ワクチンの1回目の接種を受けた。