ジェッダ:サウジ宇宙委員会(SCC)は、宇宙分野におけるサウジアラビアの役割の推進に向けた準備のための一連のパートナーシップの発表が秒読み段階に入っていると、同委員会の委員長を務めるスルタン・ビン・サルマン皇太子が明らかにした。
包括的なプロジェクト案が完成すれば、それはサウジ政府に提出され、その承認を得て実施されることになると、サウジ通信社が報じた。
この発表は、同委員会と現地調達・政府購買庁(LCGPA)との間の調印式の中で行われた。
皇太子は次のように語った。「今回の合意は、宇宙分野がサルマン国王の指示を実現し、経済的貢献を伴う有望な分野となっている宇宙関連の統合的な産業を確立できるようにするため、政府機関間で採用されたパートナーシップおよび統合的方法論の範囲内で行われるものです。」
この共同合意は、宇宙産業における科学研究とイノベーションの発展のための新境地を切り開くもので、特に若者を中心とした地域の能力に依存している。
ロイターが10月に報じたところでは、サウジアラビアは、ビジョン2030の改革プログラムの一環として、宇宙プログラムのためにさらに80億サウジリヤル(21.3億ドル)を投じることを計画していたという。
SSCは、宇宙関連の研究や産業活動を活性化させるため、2018年末に国王令により設立されたもので、サウジアラビア初の宇宙飛行士であるスルタン王子が主導している。