リヤド:サウジアラビア政府は、イスラエル大統領がヨルダン川西岸地区のイブラヒムモスクを訪問したことについて、神聖さを汚す言語道断の行為であると非難した。
サウジ外務省の声明によれば、サウジアラビア政府は国際社会に対し、イスラエル政府と役人がイスラムの聖地に対して行う継続的な慣行について、責任を持ってやめさせることを求めた。
イスラエルのイツハク・ヘルツォグ大統領が28日、イブラヒムモスクを訪れユダヤ教の祝日ハヌカーを祝ったことにより、イスラエル治安部隊と抗議をする人たちとの間で小競り合いが起きた。
イスラム教徒にイブラヒムモスクとして知られる、ヘブロンのマクペラの洞穴を訪れるのは、この古代都市におけるユダヤ人の過去を祝い、異教徒間の関係を促進するためだ、とヘルツォグ大統領は述べた。しかし、超国家主義のユダヤ人入植者の小さなコミュニティとパレスチナ人にとって困難な生活条件で知られているヘブロンへの訪問は、パレスチナ人とイスラエル人左派から広範な批判を招いた。
ロイタ