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オピニオン: 偉大なるサウードと未来のムハンマド

バドラン・アル・ホナイヘン博士
バドラン・アル・ホナイヘン博士
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23 Sep 2021 01:09:30 GMT9

サウジアラビア王国の豊かな歴史の中には、対応を誤ることのできない重要な転換点がいくつも存在した。サルマン国王の13代先の祖父であるマニ・アール・ムライディ王子が約600年前にディルイーヤに足を踏み入れ首長国を設立して以来、この偉大な国の支配者たちの知恵と適切な判断なしには、これらの変革は起こらなかっただろう。

西暦1727年、サルマン国王の5代先の祖父であるイマーム・ムハンマド・ビン・サウードが最初のサウジ国家を建国。その後、サルマン国王の3代先の祖父であるイマーム・トゥルキ・ビン・アブドゥラーが西暦1824年、第2次サウジ国家を建国し、再び夢の国家計画を復活させることに成功した。

困難や数々の苦難を前にしても希望は潰えず、西暦1902年に創設者のアブドルアジーズ国王がリヤドに入り、西暦1932年にはサウジアラビア王国の大統一プロジェクトの開始を宣言、祖先が長い間求めてきた夢を実現させた。

歴史の転換点では、その責務を全うし、希望に満ちた未来の創造を予見する騎士やイマームがいた。サウジ王家の息子たちは、父や祖父の土地に、それぞれの段階に必要な騎士たちであった。

ムハンマド・ビン・サウード、トゥルキ・ビン・アブドゥラー、ファイサル・ビン・トゥルキ、そしてアブドルアジーズ国王といった導師たちは、困難や多くの課題を物ともせず、洞察力と成功への希望を持って計画を立て、未来を見据えた。

アラビアの地は、18世紀半ば以降、ディルイーヤから地域へと影響を及ぼしてきた偉大な人物を祝福してきた。その影響力は今日に至るまで続いている。初代サウジ国家の3代目導師、イマーム・サウード・ビン・アブドルアジーズ・アル・カビールである。

イマーム・サウードは、幼い頃から優れたリーダーシップを発揮していた。アル・カビールは、父の時代にサウジ軍の司令官を務め、国家の敵に対して数々の快勝を収めた。彼の導師時代は、第一次サウジ国家の黄金期であり、国家の偉大さの頂点にあったとみなされている。そのため、彼の治世におけるサウジ王国の規模の大きさと広がりから、彼は「アル・カビール」または「偉大なる者」と呼ばれた。国家の影響力はアラビア半島の95%、ダマスカスやイラクの郊外からイエメンやオマーンの郊外、アラビア湾から紅海にまで及び、すべての国民が安全、安定、幸福を享受することができた。さらに、その偉大な統一性と経済的多様性の下、国家の資源は大幅に増加し、指導者はアラビア半島の歴史上初めて、そのすべての富を最大限に活用したのである。

千年以上もの間、アラビア半島の人々が、サウジ時代に見られた統一と平和を懐かしんできたのは不思議なことではない。イマーム・サウードは、過去何世紀にもわたってアラビア半島でまだ発見されていない現実の深みを探る、先見の明のある人物だった。彼は、オスマン帝国に併合された後のメッカとメディナへの巡礼者数の増加を導いたハッジとウムラの道筋を確保することを自らの責務とし、オスマン帝国とペルシャ帝国が彼の努力を思いとどまらせようとする圧力があったにもかかわらず、ビジョンと夢の実現に向けて進んだ。

彼は、サウジアラビアの歴史の中で初めて、半島、特にアルアハサから運ばれた繊維で作られたキスワでカーバを覆った。これは、東アラビアの優れた繊維産業への投資の一環であった。

イマーム・サウードは、偉大な国家に対するあらゆる外部からの攻撃に勇敢に立ち向かった。彼は祖国を苛烈に守り、脅威を退け、その戦略的な計画、知識、先見性によって王国のために大きな成功を収めるたびに怒りを募らせる侵略者達を撃退した。

彼は髭のある人を表す、「アブ・シャワレブ」とも呼ばれていた。ヨハン・ルートヴィヒ・ブルクハルトによれば、彼は過去のサウジアラビア王室の誰よりも長い髭と口ひげを持っていたため、このようなニックネームが付けられたという。

イマーム・サウードのビジョンは、生活のあらゆる面に広がり、特に文化的な面では、ディルイーヤにそびえ立つ粘土製の宮殿をはじめ、彼の治世中の偉大な建築物発展への貢献も大きかった。また、サウジアラビアの写本に施された装飾や彫刻の美しさも、この時代の偉大さを物語っている。彼はアラビア書道にも興味を持ち、その発展と普及のために細部にまで気を配り、書道を学ぶ学生を支援し、有望な若手書道家には金銭的な報酬を与えて奨励した。

王室は、今も国家に騎士をもたらすという約束を果たし続けている。そして神は、現在と明るい未来を担う人物、すなわち「ビジョン2030」の所有者であるムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下を与えた。彼は、先駆的なビジョン、現実に対する的確且つ慎重な理解、そしてサウジアラビアのすべての男女に育まれる情熱と野心を通じて、国家を強化するためにその資源を投入する戦略計画の見事な立案者である。 

今日、サウジアラビアの建国記念日を迎え、私たちは、サウジアラビアの豊かな歴史を辿り、出来事や人物を通して昨日と今日の共通点を思いを馳せ、現在が過去を完全に反映していることを思い知る。

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