
ドバイ:サウジアラビアの外相ファイサル・ビン・ファーハン王子が、パレスチナ人に対し目に余る暴力を犯しているとしてイスラエルを非難した。
「イスラエルはパレスチナ人に対して目に余る暴力を犯している。我々はイスラエルによるエルサレムのパレスチナ人住宅の乗っ取りを非難する」と、ファイサル王子はイスラム協力機構(OIC)の緊急会議冒頭のスピーチで述べた。
「東エルサレムはパレスチナの土地であり、それに対する危害は容認しない」と、王子は話した。
さらに、「国際社会がイスラエルの暴力を前にして責任を果たす」ことを求めた。
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「国際社会はイスラエルの行為を終わらせるため、緊急に介入する必要がある」と、ファイサル王子は述べた。
このサウジ外相は、自身がイスラム教聖地の神聖さの侵害とよぶ行為と、東エルサレムでパレスチナ人を自宅から「強制的に」立ち退かせる行為を非難した。
王子は国際社会に対し、この「危険の高まり」の終結に対し責任を果たし、軍事行動を止めるため緊急に行動して、二国家解決に基づく平和交渉を復活させることを求めた。
57のメンバーから成るOICのこのバーチャル会議で、首長国とバーレーンの大臣は停戦を呼びかけ、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の聖地があるエルサレムのアイデンティティを維持することの重要性を強調した。
「地域を新たなレベルの不安定さに引きずり込むのを回避するためには、緊張緩和と最高レベルの自制が重要」と、UAEの国際協力担当国務大臣リーム・アルハジミー氏は述べた。
フランシスコ教皇は日曜、イスラエルとガザにおける対立の終結を求め、最近数日で子供を含む非常に多くの罪なき人々が亡くなったことは受け入れがたいと述べている。
「冷静になることと、責任ある者たちが武器の騒々しい音を止め、平和の道を選択することを訴える」と、教皇はサンピエトロ広場に集まった信者たちに対する週に一度の演説で述べた。
「多くの罪なき人々が亡くなった。彼らの中には子供もいる。ひどいことだ。受け入れがたい。彼らの死は、(人々が)未来を築くことではなく、破壊することを望んでいるという印である…憎しみと復讐がどこにつながるというのだろうか?」
保険当局によれば、ガザ市中心部における夜明け前の攻撃で、ガザの死者数は47人の子供を含む174人となった。イスラエルは2人の子供を含む10人の死亡を報告している。
国連安全保障理事会は日曜遅くに、ここ数年で最悪のイスラエルとパレスチナの間の暴力の勃発について話し合う予定となっている。
パレスチナのリアード・アルマリキ外相は会議中のスピーチで、イスラエルの行為は「アラブ人、イスラム教徒、および国際規範に対する攻撃」であると述べた。
「パレスチナの人々はイスラエルによるアパルトヘイトにさらされている…残忍な爆撃はガザの10,000人以上の市民を自宅から退去させる事態を引き起こした」と、アルマリキ外相は話した。
「我々はイスラエルに対し、経済的・政治的制裁を課す必要がある」
トルコのメブリュト・チャブソグル外相も強硬な態度を示した。
「イスラエルだけが、東エルサレム、ヨルダン川西岸、ガザにおける最近の状況激化に対して責任を負う」と、チャブソグル外相は述べた。「イスラエルに対する先週の我々の警告は無視された」
– ロイター参照