
アラブニュース
リヤド:サウジアラビア外務省は火曜日、駐サウジ・レバノン大使を召喚し、レバノン外相の発言を非難した。
同省は、レバノンのシャーベル・ウェフベ暫定外務大臣がテレビインタビューで行った、サウジアラビアとその国民、湾岸協力理事会加盟国に対する発言を強く非難すると伝えた。
また、声明の中で同省は、この発言は最も基本的な外交的規範にも適っておらず、両国の兄弟のような人々の歴史的関係とも相容れないものだと述べている。
「レバノン閣僚の軽蔑的な発言により、いかなる結果も起こり得るため、サウジアラビア外務省はレバノン大使を召喚し、これらの発言に対する厳重な非難と拒否を表明、伝達し、抗議の公式文書を手渡した」と声明は付け加えた。
サウジアラビアは、この発言を受けて駐サウジ・レバノン大使を召喚し、ウェフベ氏の「無礼な行為」と記したメモを手渡した。
湾岸協力理事会(GCC)加盟6か国は、ウェフベ氏に対し湾岸諸国への正式な謝罪を要求した。
UAEは、この発言を「恥ずべき、人種差別的なもの」として非難した。
レバノンの政治家たちもウェフベ氏を批判した。
レバノンのミシェル・アウン大統領は、湾岸諸国に関する火曜日のウェフベ氏の発言は個人的な意見を反映したものであり、国の意見ではないと語った。
「大統領は、レバノンと湾岸諸国、中でもサウジアラビアとの兄弟関係の深さを保証する」と大統領府の声明は伝えている。
「昨夜の外務大臣の発言は、外務大臣の個人的な意見であり、レバノン国家の意見を反映したものではない。」