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リヤド:サウジアラビアは、イランのイブラヒム・ライシ次期大統領の政権を「現地の実情」を見て判断すると、同国の外務大臣は火曜日に語った。
ファイサル・ビン・ファルハーン王子は、首都ウィーンを公式訪問した際、オーストリアの外相との共同記者会見で、「我々の見方では、イランの外交政策はいかなる場合でも最高指導者(アヤトラ・アリ・ハメネイ師)によって運営されており、したがって、我々のイランとの交流やアプローチは、現実の実情に基づくこととなり、誰が政権を握るかにかかわらず、我々はそれによって新政権を判断することになる」と語った。
同氏は、イランの核開発計画に関する未回答の質問について「非常に懸念している」と述べたが、これは明らかに、国連の原子力監視機関が、イランの未申告の場所で発見されたウラン粒子の出所について説明を求めていることに言及したものである。
サウジアラビアおよび湾岸同盟諸国は、イランの核開発計画(イランはこれは完全に平和的なものであるとしている)と弾道ミサイルをめぐって同国に圧力をかけ続けている。米国の情報機関や国際原子力機関(IAEA)は、イランが秘密の組織的な核兵器開発計画を持っていたが、それは2003年に停止したと考えている。
強硬派の裁判官であるライシ師は、土曜日に行われた選挙で予想通り勝利を収めたが、月曜日には湾岸のアラブ近隣諸国との関係を改善したいと語った。
サウジアラビア王国外務大臣のファイサル・ビン・ファルハーン王子は火曜日、オーストリアのアレクサンダー・シャレンベルク外務大臣と合同で記者会見を行った。
シャレンベルク大臣は、フーシ派によるサウジアラビアの民間人に対する攻撃が続いていることを非難し、これらの攻撃は「到底容認できない」ものであると述べた。
これと関連して、ファイサル・ビン・ファルハーン王子は、フーシ派が完全な停戦の提案を度々拒否し、常に対立を激化することを選択してきたことに言及した。
ファルハーン王子はさらに、サウジアラビアとオーストリアの両国は、地域の安定に関して「同じようなビジョン」を共有していると述べた。
またシャレンベルク大臣は、オーストリアを代表し、サウジアラビアが全国的に展開している複数の分野における取り組みへの支持を表明した。