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フーシ派、新たに攻撃を開始 マアリブ外部で戦闘激化

マアリブでフーシ派戦闘員との戦闘中、前線で車両搭載の武器を発射するイエメン政府軍戦闘員。(資料/ロイター)
マアリブでフーシ派戦闘員との戦闘中、前線で車両搭載の武器を発射するイエメン政府軍戦闘員。(資料/ロイター)
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21 Apr 2022 03:04:27 GMT9
21 Apr 2022 03:04:27 GMT9
  • フーシ派は戦略的拠点を守る軍部隊と部族の連合軍を南側から攻撃した
  • 4月2日に発効した休戦協定では、フーシ派とイエメン政府は、マアリブを含むイエメン全土の前線での敵対行為を停止することで合意している。

サイード・アル・バタティ

アル・ムッカラー:イエメン国防省は水曜日、イランの支援を受けたフーシ派がマアリブの中心市街地外でイエメン政府軍に新たな攻撃を行い、国連の仲介による休戦協定への一連の違反行為に加わったと発表した。

住民や公式メディアの報道によると、フーシ派は重砲を使用して、戦略的拠点を守る軍部隊と部族の連合軍を南から攻撃し、激しい戦闘と爆発を引き起こし、街の各地を揺るがした。

国防省は声明で、「我らが武装部隊の英雄たちは、民衆の抵抗勢力に支えられ、マアリブ州南部の前線でイランのフーシ派民兵が仕掛けた大規模な攻撃を撃退している」と述べている。

4月2日に発効した休戦協定では、フーシ派とイエメン政府は、マアリブを含むイエメン全土の前線で敵対行為を停止し、ホデイダ港への燃料船の入港を許可することで合意した。またサヌア空港からカイロおよびアンマンへの週2便の運航も許可された。

同時に、イエメンにおける正当性回復のための連合軍は、フーシ派民兵が地上で優勢となるような試みを阻止する上で極めて重要な役割を果たした、フーシ派の標的への空爆を含むイエメンでの軍事行動を一時停止した。

しかし、イエメン軍当局者によると、フーシ派は停戦を悪用してマリブの外側で重火器や戦闘員を動員し、マアリブへの攻撃を開始したという。

イエメン政府によると、フーシ派は今月初めから、マアリブやタイズなどの人口密集地にミサイルやドローン、迫撃砲で砲撃し、政府軍を攻撃し、数百件に及ぶ協定違反行為を行っているという。

国防省によると、月曜日だけでも、フーシ派はタイズ、ホデイダ、アビヤン、ハジャで、軍隊の動員、監視ドローンの発射、政府軍への攻撃、新しい区域の設置、塹壕の掘削などにより118回の休戦協定違反を行った。

イエメンの戦争犠牲者を記録するイエメンの人権団体も、全国でフーシ派の休戦協定違反を数多く報告している。

「イエメンの権利と自由のためのネットワーク(The Yemeni Network for Rights and Freedom)」によると、フーシ派は4月2日以降、女性や子供を含む16人の民間人を殺害し、複数の州で46人を拉致、また9つの農場を破壊し、9つの慈善団体を急襲したという。

フーシ派がマアリブで発射した迫撃砲やミサイルにより3人の民間人が負傷し、停戦中にスナイパーが3人の民間人を殺害したと、同組織は述べている。

イエメンの新指導者ラシャド・アルアリミ氏は、火曜日、議会前の宣誓で、イランの支援を受けたフーシ派が休戦中にイエメンの各都市を攻撃し、包囲されたタイズでの道路開放を監視する共同委員会の代表を指名しなかったと非難した。

そして、戦争を終わらせるための和平努力を受け入れるよう、フーシ派に新たに国際的な圧力をかけるよう呼びかけた。

「市民の命を軽視するクーデター民兵は、国連特使と国際社会が停戦の行方をコントロールし、崩壊を防ぐための確固たる措置を取る必要がある」と述べ、戦争終結に向けた和平交渉の「あらゆる機会」をとらえることを約束した。

「評議会は和平のためのあらゆる努力を誠実に追求し、国家とその憲法上の制度、共和制、国の結束を維持する公正で持続可能な和平のために手を差し伸べ続ける」

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