
ジェッダ:サウジアラビアの財務相は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック及びそのイスラム諸国への影響と闘うための取り組みに、サウジアラビアが大いに貢献したと述べた。
声明によるとムハンマド・アル・ジャダーン氏は、3日にタシケントで開催されたイスラム開発銀行の年次総会で、今回のパンデミックがもたらした「異例の事態」について語った。
イスラム開発銀行の総裁でもあるアル・ジャダーン財務相は、新型コロナウイルス感染症による経済問題、開発面での課題に立ち向かうため、イスラム世界の国々の協力と連携を呼び掛けた。同氏は加盟国がより多くのワクチンを調達し、ワクチン接種のプロセスを加速することを求めた。
アル・ジャダーン氏はまた、パンデミックの健康対策で制限があるもかかわらず、サウジの発達したデジタルインフラが企業や教育部門を支援していると述べた。同氏は演説の中で、イスラム開発銀行の主な目的はイスラム諸国の経済・社会発展を促進することだと述べた。
同氏は「グリーン・サウジ・イニシアチブ」や「グリーン・ミドル・イースト・イニシアチブ」といった、環境問題への取り組みにも言及した。アル・ジャダーン氏はイスラム開発銀行に対し、サウジが議長国を務めた2020年にG20によって支持された循環型炭素経済のコンセプトをさらに活用するよう求めた。
サウジ国営通信