






ロジエン・ベン・ガッセム
リヤド:サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、前日オマーンのマスカットに滞在した後、湾岸協力会議加盟国を巡る公式訪問の2国目として、火曜日にUAEに到着した。
UAEの首都にある国際空港に到着したサルマン皇太子は、アブダビのムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン皇太子の歓迎を受けた。サウジアラビアの皇太子がUAEを訪問するのは、2019年11月以来となる。
シェイク・ハリファ・ビン・ザイードUAE大統領に代わって、皇太子がサウジアラビアに対し、歴史的な強い結びつきと二国間の関係を評価して、国王や大統領などの国家元首に与えられる同国最高の文民栄誉賞であるザイード勲章を授与した。
エミレーツ通信社によると、両皇太子はアブダビの大統領官邸であるカスール・アル・ワタンでの会談で、”友好関係の確立と二国間協力の道筋、そして様々な分野での有望な発展の機会 “について話し合ったとのこと。
また、共通の関心事である地域的・国際的な問題や、湾岸諸国とアラブの共同行動の重要性についても話し合われ、発展と進歩の基盤となる地域の安定を確保するために協力する必要性を強調した。
また、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、7つの首長国が1つの旗の下に統合されてから先日で50周年を迎えたことについてUAEの指導者たちに祝意を表し、同国とその国民の繁栄、進歩、発展を願うと述べた。
これに先立ち、サウジ評議会、UAE商工会議所連盟、アブダビ商工会議所は、サウジ皇太子の訪問に合わせて、サウジ・エミラティ・ビジネスフォーラムを首都で開催した。このフォーラムには、両国の企業経営者や政府・民間機関の代表者が参加した。
両国の将来の経済ビジョンによって生み出された様々な分野での有望な機会を踏まえ、特に開発分野に関連した貿易協力や新たな投資機会を発展させる方法や、利用可能な資源を最適に活用するための革新的なソリューションを追求する方法について意見を交換した。
また、サウジ評議会のAjlan Al-Ajlan会長は、様々な分野における両国の関係、特に経済的な結びつきの強さを強調した。
サウジ皇太子は、5日間の地域訪問で、マナマ、ドーハ、クウェートも訪問する予定。