• ムハンマド・ビン・サルマン皇太子はエジプト、ヨルダン、トルコを訪問
• エジプトとサウジアラビアは、総額77億ドル相当の14協定に調印

ラワン・ラドワン、モハメド・アブ・ザイド

ジェッダ／カイロ： エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は21日、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子をイッティハーディーヤ宮殿に迎え入れ、公式歓迎会を開いた。

ムハンマド皇太子がヘリオポリスにある宮殿に到着するとすぐに、二人の指導者は天蓋の下に立った。エジプト共和国防衛隊員によって両国の国歌の演奏が行われた。

ムハンマド皇太子は、ヨルダンとトルコにも行く外遊の最初の訪問地であるカイロを訪れている。21日の歓迎会には、多くの王族や閣僚、両政府の高官が出席した。

サウジアラビアの代表者に含まれていたのは、外務大臣であるファイサル・ビン・ファルハーン王子、アブドルアジーズ・ビン・サルマン・エネルギー大臣、スポーツ大臣であるアブドルアジーズ・ビン・トゥルキー・アル・ファイサル王子、国家警備大臣であるアブドゥラー・ビン・バンダル・ビン・アブドルアジーズ王子、アブドルアジーズ・ビン・サウード内務大臣、ハーリド・アル・ファーリハ投資大臣、マージド・アル・カサビー貿易大臣。

#WATCH: #SaudiArabia's Crown Prince Mohammed bin Salman at an official reception with #Egypt President El-Sisi at the Al-Ittihadiya Palace in Cairo (Video: @alekhbariyatv) https://t.co/BVoBuRuf4S pic.twitter.com/56twkIx7SQ

— Arab News (@arabnews) June 21, 2022

エジプトを代表したのは、行列を先導したモスタファ・マドブリー首相、サメハ・シュクリ外相、アッバス・カマル総合情報庁長官、ハーラ・ヘルミ・エル・サイード計画・経済開発相、マフムード・タウフィック内相、アシュラフ・ソブヒィ青年・スポーツ相、ムハンマド・シャーキル・エル・マルハビ電力・再生可能エネルギー相、アフメド・タウフィック在リヤド・エジプト大使。

ムハンマド皇太子がエジプトを訪問するのは、この4年で5回目。エルシーシ氏とムハンマド皇太子は、さまざまな分野でサウジアラビアとエジプトの関係を強化する方法や、共通の関心事である中東の政治問題や国際政治問題について意見を交わした、と関係者は述べた。

二人の指導者は、両国の戦略的な二国間関係や、それをさまざまな分野で発展させる方法を再検討した。アラブ・イスラム世界に影響を与える問題、中東の最新情勢と、それから生じる問題への取り組み、特に中東地域の安全と安定に関する事項、テロ対策、アラブの共同行動を強化する取り組みにおける協調についても意見を交わした。

エジプト大統領府のバサム・ラディ報道官は、「両国や兄弟のような両国民、アラブ・イスラム諸国の利益のために共通したビジョンを持って、安全、安定、発展、平和を達成することを目指す、エジプトとサウジアラビアの深くて歴史のある戦略的パートナーシップの枠組みの中で」今回の会談は行われたと述べた。

両国は21日、さまざまな分野に及ぶ、多くの協定に署名した。経済成長により大きく貢献するため、両国の代表団は、さまざまな分野における取り組みを調整した。

「77億ドル相当の14協定が調印されて明らかになったのは、両国の戦略的関係の強さの一部だけだ。協定の調印は、より広く、サウジアラビアによるエジプトへの投資が急速に拡大している現実を反映している」と関係者は話した。サウジアラビアはたちまち、エジプト市場への投資国としてアラブでナンバー1になり、全体でナンバー2の海外投資国になった。エジプトの海外投資総額の11％を占めている。

ムハンマド皇太子は、カイロを出発してヨルダンの首都アンマンに向かう途中、エルシーシ氏に感謝のメッセージを送った。アンマンに到着すると、ヨルダンのアブドッラー2世の歓迎を受けた。