
アラブニュース・ジャパン
ドバイ:岩井文男駐サウジアラビア日本大使は、新型コロナ対策アプリ「「タワッカルナ(Tawakkalna)アプリ」がCOVID-19パンデミックに対する組織的レジリエンスと革新的対応をもたらしたことにより2022年国連パブリック・サービス賞を受賞したことを受け、サウジアラビア王国に祝辞を述べた。
大使はツイッターの投稿で「サウジアラビア王国の指導者、政府、国民の皆様に、世界的偉業を達成されたことを祝福申し上げます」と述べた。
ألف مبروك للمملكة العربية السعودية قيادةً وحكومةً وشعبًا على هذا الإنجاز العالمي العظيم🌹🥰🥰🇸🇦 https://t.co/Lo4Q3z9ybu
— Iwai Fumio🇯🇵 (@FumioIwai) June 23, 2022
授賞式は、公共サービスの分野において持続可能な開発目標の達成に取り組む名高い人物を表彰する年次フォーラムで行われた。
サウジアラビア・データ・AI総局(Saudi Data and AI Authority、SDAIA)総裁のアブドゥラー・ビン・シャラフ・アルハムディ博士は、皇太子のリーダーシップと、SDAIAの取り組みに対するSDAIA理事会議長からの揺るぎない支持が今回の受賞で示されたと話した。SDAIAの取り組みは、政府による連携を改善し、AIの恩恵を最大化することを目指している。
また、博士は、SDAIAの世界的および国家的業績と、国内有識者の取り組みにより、サウジアラビアが技術およびデジタル分野の最前線へと進んだことを強調した。
博士は、SDAIAの先進的なインフラは、「サウジビジョン2030」の目標達成に向けたサウジアラビアの決意を反映したものであると述べた。
「タワッカルナ・アプリ」は、政府のCOVID-19対策を支援することを目的として、SDAIAにより提供された。
アプリは、COVID-19パンデミックの全盛期に実施された外出禁止令下で、政府機関や民間企業の従事者、および個人に対して許可を付与するプロセスを電子的に管理するために使われた。これにより、COVID-19流行拡大の抑止に寄与した。
その後、アプリには、健康パスポートの認証、COVID-19検査およびワクチンサービス、旅行に際する健康上の条件の確認および管理など、パンデミックに関するサービスが追加された。
また、SDAIAは先日、セキュアなデジタル支援アプリ「タワッカルナ・サービス」を公開した。アプリはさまざまな電子サービスを通して、国内利用者の日常生活を支援する。
*協力:SPA