
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、歴史的なモスクの開発プロジェクトの第2期を開始したと、12日、国営サウジ通信が報じた。
歴史的モスク開発のためのムハンマド・ビン・サルマン・プロジェクトは、王国の様々な地域にある130の歴史的モスクを改修・修復することを目的としており、その第2期では13の地域の30のモスクで開発が行われる予定だ。
この30のモスクの内訳は、リヤド州が6、メッカ州が5、メディナ州が4、アシール州が3、東部州が2、アル・ジャウフ州が2、ジーザーン州が2、北部国境州が1、タブーク州が1、アル・バーハ州が1、ナジュラーン州が1、ハーイル州が1、アル・カーシム州が1となっている。
これらのモスクは、預言者ムハンマドの時代に遡るものであるか、王国の歴史にとって重要であるかなど、歴史的な重要性に基づいて選ばれた。
皇太子は、各モスクの建築の独自性を確実に保存するため、プロジェクト第2期の実施は建築遺産を専門とするサウジアラビア企業やサウジアラビアのエンジニアに担わせるよう指示した。
このプロジェクトは2018年に発表され、第1期ではわずか1年余りの間に30のモスクが5000万サウジリヤル(1330万ドル)以上の費用をかけて丁寧に修復された。
このプロジェクトは、ビジョン2030の主な焦点となっている、サウジが豊かな文化、歴史、社会を世界と共有することを可能にするためのモスク修復において、重要な役割を果たしている。
この修復プロジェクトの第1期の成功により、今後の全てのモスク建設に対し、本来の建築デザインに従うよう指示する計画書が作成された。