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リヤド:サウジアラビア内閣は火曜日、来月エジプトで開催される国連気候変動会議に合わせてサウジアラビアが第2回中東グリーン・イニシアティブ・サミットおよびサウジ・グリーン・イニシアティブ・フォーラムを開催することを再確認した。
マージド・アル・カサビー・メディア大臣代理は、サウジ通信に発表された声明の中で、地球が直面する環境課題に対する多国間の行動への支援にサウジアラビアは引き続きコミットすると述べた。
リヤドのアル・ヤママ宮殿で行われた閣議の冒頭、議長を務めたサウジアラビアの首相ムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下は、アルジェリアのアブデルマジド・テブン大統領と両国の共同協力を発展せる方法について電話で話した際の内容を閣僚らに説明した。
内閣は、人道支援、安全保障、環境保護などを中心とした共通の課題に対処するために地域機関・国際機関を通した多国間の取り組みの強化を目指すサウジアラビアの外交政策を再確認した。
アル・カサビー大臣によると、内閣は、世界の主要拠点としてのサウジアラビアの地位の強化を目的とする「グローバルサプライチェーンのための国家イニシアティブ」の立ち上げについて議論した。
最初の2年間で400億サウジリヤル(106億ドル)相当の質の高い産業・サービス投資を引き付ける計画で、世界経済の安定と成長への貢献が見込まれているという。
閣議では、サルマン国王人道援助救援センターが世界保健機関および国連児童基金と締結した2つの協定を通して、サウジアラビアが麻疹とポリオの根絶に向けた取り組みやイニシアティブを引き続き支援することが改めて表明された。
また、タジキスタンで行われたハイレベル会議「テロ対策とテロリストの移動防止のための国際的・地域的国境警備・管理協力」にサウジアラビアが参加し地域と世界の取り組みについて強調したことも議題に上った。
内閣は、ニジェールとの協力協定案や、チュニジアとの文化に関する了解覚書案など、いくつかの決定についても発表した。
また、環境・水・農業相にアラブ地域・ヨーロッパ環境開発センターとの協定案への署名の権限、投資相にチェコ共和国との覚書案への署名の権限をそれぞれ与えた。
さらに、イギリスとの輸出信用協定の承認も行った。