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サウジアラビア、BIE調査団訪問を歓迎 2030年リヤド万博誘致に向け

日曜日にリヤドでBIE調査団のパトリック・シュペヒト団長と対面した、リヤド王立委員会のファハド・アル・ラシードCEO(右)。(写真:提供)
日曜日にリヤドでBIE調査団のパトリック・シュペヒト団長と対面した、リヤド王立委員会のファハド・アル・ラシードCEO(右)。(写真:提供)
2023年3月5日、BIE調査団は、リヤド王立委員会本部で歓迎を受けた。
2023年3月5日、BIE調査団は、リヤド王立委員会本部で歓迎を受けた。
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06 Mar 2023 11:03:11 GMT9
06 Mar 2023 11:03:11 GMT9
  • 2030年の万博開催地として立候補したリヤドを評価するため、3月5日にBIE調査団がリヤドを訪問
  • パリに本部を置く博覧会国際事務局(BIE)は、万国博覧会を統括する機関

アラブニュース

リヤド: 博覧会国際事務局(BIE)の調査団が日曜日にリヤドに到着し、2030年の万博開催地として立候補したリヤドに対する6日間の審査を開始した。 

サウジアラビアは2021年10月にリヤドへの万博誘致を表明し、その後、BIE総会で3回のプレゼンテーションを行っている。

調査団長は、BIE総務予算委員会のパトリック・シュペヒト会長。同行するのは、BIE事務局長のディミトリオス・ケルケンツェス氏、エヴァ・デスカレガ・ガルシア氏(アンドラ)、カレン=メイ・ヒル氏、OBE(アンティグア・バーブーダ)、アルドウィン・デッカース氏(ベルギー)、その他BIE事務局のメンバーらだ。

リヤド王立委員会のファハド・アル・ラシードCEOは、調査団のリヤド訪問を歓迎し、「今回の訪問によって調査団は、我が国の首都であるリヤドで2030年万博を開催することへの、首脳陣からの支持、政府のコミットメント、そして、リヤド市民およびサウジアラビア国民の興奮を、直接目の当たりにするだろう」と述べた。

「リヤドは昨年9月、『明日を見据えて共に(Together for a Foresighted Tomorrow)』という主題のもと、堅実なビッド・ドシエ(立候補申請文書)を提出した。そして、リヤドの立候補は世界的な支持を得ている」とアル・ラシード氏は付け加えた。

BIE調査団は、2030年リヤド万博招致の詳細を評価するため、閣僚、政府関係者、専門家と交流する予定だ。

調査団による審査は、立候補した国が投票の対象となるための必須条件だ。調査団は、任務として、開催候補都市を訪問する際に、開催の実現可能性と開催地としての実行力を評価する。

評価の一環としては、万博の詳細なプレゼンテーションや、立候補に関わる関係者や主要なステークホルダーとの交流が行われる。

各候補地で調査団はビッド・ドシエを参考にしつつ、立候補の動機、提示された万博のテーマの魅力、提示された候補地および万博後のその再利用計画、万博誘致に対する地元や国の支持の強さ、期待される参加者、実現に向けた財政計画を審査する。

調査結果は、2023年5月にBIE実行委員会で審議され、開催実現の見込みがある候補を絞り込む。2023年11月には、BIE第173回総会において、「一国一票」の原則に基づき、BIE加盟国による無記名投票で2030年万博の開催国が選出される。

2023年は、進行中の調査団の訪問、6月の総会でのプレゼンテーション、2023年11月の総会での最終投票と、2030年リヤド万博にとって重要なマイルストーンが待ち構えている。

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